音程とは?度数の計算方法覚え方及び一覧!(白鍵のみ解説)!

 当記事では、音程についてわかりやすく解説していきます。

作曲ができるようになるためには、コードに関する知識が重要となりますが、そのコードについて理解するには音程に関する理解が大切です。

 その理由は、コードの構成ルールはすべて音程に基づいて決められているからです。

ですので、本記事から数記事は、音程について完璧に理解していただけるような内容となっております。

 こちらは、作編曲に関する知識のLESSON22に該当する記事です。

 LESSON1から順に学んでいただくとより効果的に理解ができますので、検索などで来られた方はよろしければこちらの記事からお読みいただければと思います。

音程を理解していただくには、楽譜に関する理解が必要ですので、不安な方は以下の記事をチェックしていただければと思います。

音程とは?

 

「音程」という言葉は2つの意味で使われます。

1つは「音の高さ」の意味で、英語では「pitch」と言います。

カラオケなどで「音程を正確に歌う」などというときはコチラの意味になります。

もう1つは、とある2つの音の距離を数値などで表したもので、英語では「Interval」といい、当記事で解説するのはコチラになります。

2度、3度、という風に、日本語では「度」という単位で表します。

歌を歌われる方では、良く「3度下でハモる」という表現をされることもあるかと思いますが、その「3度」とは、メインボーカルの音からどれくらい離れた音でハーモニーを奏でるか、ということを表しています。

 音程それぞれに響きの違いがあり、その2つの音がきれいに溶け合っている(協和)か、濁っているか「不協和」という判断がなされることがあります。

 また、その2音が不協和であっても、さらに別の音が加わることで協和的な響きになることもあります。

 さらに「長短」「増減」などの種類分けもありますが、そちらについては次の記事で解説していきます。

 コードを学んでいくには英語での音程表現の理解も必要ですので、以下に解説していきます。

音程の度数の計算方法及び覚え方は?

 音程の度数の計算の仕方は極めてシンプルです。

文章で表すと、

「2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数」ということになります。

たとえば、C3とE3の音の場合、ピアノの鍵盤でいうと上記の緑で着色した2音になります。

2つの音を含んだ2つ音の間にある白鍵は、C3,D3,E3の3つになります。したがってこの2音の音程は3度です。

以下に1~8度、下の音がC3~B3にあたるものについて詳しく解説します。9度以上の音程についても簡単に解説しておきます。

1度(Unison)

上記のように2つの音が全く同じ音である場合、その2音の音程は「1度」です。

1度のことを、英語で「Unison」といいます。

上記が、1度(Unison)の音程の一覧となります。                

2度(2nd)

上記のように2つの音が隣り合った白鍵の場合、その2音の音程は「2度」です。

2度のことを英語で「2nd」といいます。

上記が2度(2nd)の音程の一覧です。

3度(3rd)

上記のように、2つの音の間に白鍵が1つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が3つのものの音程が3度です。

3度のことを英語で3rdといいます。

上記が、3度(3rd)の音程の一覧です。

4度(4th)

    上記のように、2つの音の間に白鍵が2つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が4つのものの音程が4度です。

 4度のことを英語で4thといいます。

上記が4度(4th)の音程の一覧です。

5度(5th)

 上記のように、2つの音の間に白鍵が3つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が5つのものの音程が5度です。

 5度のことを英語で5thといいます。

上記が5度(5th)の音程の一覧です。

6度(6th)

 上記のように、2つの音の間に白鍵が4つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が6つのものの音程が6度です。

 6度のことを英語で6thといいます。

上記が6度(6th)の音程の一覧です。

7度(7th)

上記のように、2つの音の間に白鍵が5つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が7つのものの音程が7度です。

 7度のことを英語で7thといいます。

上記が7度(7th)の音程の一覧です。

8度(8th/octave)

上記のように、2つの音の間に白鍵が6つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が8つのものの音程が8度です。

 8度のことを英語で8thといいます。

また、8度は、下の音に対して上の音は1周上の同じ音になります。(C3とC4など)ですので、8度のことをオクターブ(octave)ともいいます。

上記が、8度(8th/octave)の音程の一覧です。

9度以上の音程について

1オクターブを超える音程(9度以上)も存在します。

考え方は同じで、例えば、上記のように、2つの音の間に白鍵が7つある場合、つまり2つの音を含んだ、2つの音の間にあるピアノの白鍵の数が9つのものの音程が9度(9th)です。

 オクターブ以内の音程から、上の音が1オクターブ上がったものや、下の音が1オクターブ下がったもの、つまり音程が1オクターブ広がった場合、広がる前の音程の度数に7をプラスしたものがその音程となります。

上記では、2度の音が1オクターブ広がっているので9度です。

上記が9度以上の音程の一例となります。

まとめ

本記事では、音程について詳しく解説しました。

ピアノの白鍵のみ、長短や増減の区別なしに解説した音程のもっとも基礎的な内容となります。

コードを理解するにはさらに深い内容について理解していく必要がありますので、本記事の内容をしっかり理解していただけ麗奈と思います。

「ベーシックコース」に該当する記事につきましては、コメントも受け付けますので、感想や質問などあればそちらからお願いいたします。

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