五線譜の読み方書き方の基礎!加線についてもわかりやすく解説!

  この記事は、五線譜について、基本的な考え方や加線について解説していきます。

本記事は、作曲の知識について解説した記事のLesson9に該当します。

Lesson1から順にお読みいただくことでより効果的に内容を理解していただけますので、検索から当記事に来られた方はもしよろしければ以下からお読みくださいませ。

音楽理論やコードについて勉強するメリットと方法は?

 楽譜の読み方や書き方を習得していくにあたり、まずは五線譜とは何か、基本的な考え方と加線という概念について理解していただければと思います。

 その点に特化するため、本記事ではどこに音符を記入したら「ド」なのかという解説は致しません。(次記事以降で解説していきます。)

 もし楽譜読めることの必要性に対して疑問感じておられる場合は以下の記事をお読みいただければと思います。

楽譜の読み方のコツは?習得する5つのメリット!不要とする意見について!

五線譜とは?読み方や書き方の基本の「き」について

 まず、五線譜とは何ぞやという、基本の「き」から説明していきます。

五線譜は見た目は上記のように単純な横線が等間隔で5本並んでいます。

 そして、五線譜の縦は「音の高さ」を表しており、五線譜の上に行けば行くほど高い音を示していますし、下に行けば行くほど低い音を示しています。

五線譜の横は、「楽曲の時間軸」を表しており、左から右に曲が進んでいく様子を表しています。

楽譜をスクロール表示にすれば楽曲の終わりまでひたすら左から右へ進んでいく形になります。

一方で楽譜印刷モードの表示ではある程度右まで行ったところで折り返して次の段の一番左に移ります。

そして、上記のように五線譜上に「長さ」の概念を持った「音符」などを記入していきます。

音符については後日詳しく解説します。

低い音から順に、

  1. 一番下の線の下に沿わすように記載
  2. 一番下の線の上
  3. 一番下の線と下から二番目の線の間
  4. 下から二番目の線の上
  5. 下から二番目の線と真ん中の線の間
  6. 真ん中の線の上
  7. 真ん中の線と上から2番目の線の間
  8. 上から二番目の線の上
  9. 上から二番目の線と一番上の線の間
  10. 一番上の線の上
  11. 一番上の線の上に沿わすように記載

といった形となり、上記図面で、記載が1,2,3・・・と変わっていくと、右隣の白鍵へ、右隣の白鍵へ・・・と音が上がっていきます。

加線について

 上述した記載法では、五線譜内に記載しきれないほどの高い音や低い音も楽曲には多く出てきます。

その場合は、「加線」を使います。

「加線」とは読んで字のごとく「線を加えること」です。

五線譜内に記載しきれない音のみ加線を使います。

上記画像にて、1の番号を振った音よりも高い音はそのままでは五線譜内に記載しきれません。

そこで、2~8で示した音のようにその音の場所のみ線を加えていきます。

1,2,3・・・・と進むごとに、右隣の白鍵へ、右隣の白鍵へ・・・と音が上がっていきます。

 上記画像にて、1の番号を振った音よりも低い音はそのままでは五線譜内に記載しきれません。

そこで、2~8で示した音のようにその音の場所のみ線を加えていきます。

1,2,3・・・・と進むごとに、左隣の白鍵へ、左隣の白鍵へ・・・と音が下がっていきます。

なお、加線には、

  • 加線の必要のないところに加線を足したり、必要以上に足したりはしない
  • 加線の本数には特に制限はない
  • 加線の本数が多くなると楽譜が読みにくくなってくるので合理的な方法がある(次回以降の記事で解説)

といったルールや特徴がありますので覚えておいていただければと思います。

まとめ

 

 本記事では、具体的な音名は示さずに、「五線譜のきほんの『き』」について解説しました。

 五線譜のどこに音符を入れたらどの音になるのか、というお話は、上記に示したような「音部記号」によって異なりますので、次の記事で詳しく解説していきたいと思います。

また、「ベーシックコース」に該当する記事につきましては、コメントも受け付けますので、感想や質問などあればそちらからお願いいたします。

 この記事が役に立ったら下部にありますTwitterやFacebookでの拡散ボタンをぽちっとしていただけると嬉しいです。

コメントを残す