この記事では、無料のサンプラーであるKontakt Playerのダウンロードやインストール、使い方について詳しく説明していきます。
Kontakt Playerは、無料のサンプラーとしては是非とも導入しておきたいものの1つです。
なぜなら、DTMerが最初に導入しておきたい有料マルチ音源のKontakt の無償版にあたるため、その使い勝手などを体験することができるからです。
また、Kontakt Playerは、Native Instruments(以下NI)という会社が配信しているものですが、NI製の音源プラグインは、有償版のKontakt、もしくは今回ご紹介する無償のKontakt Playerをサンプルとして動作することが多いです。
そのため、Kontaktは買いたくないけどNI製の音源プラグインが欲しい、という場合は本ページの知識は必ず必要となります。
一般の個人が無償、もしくは有償で配布しているKontakt用音源は、残念ながら有償のKontaktが必要となりますのでご注意ください。
目次
Kontakt Playerのダウンロードインストール手順
Kontakt Playerのダウンロードインストール手順について詳しく説明していきます。
Native IDを作成する
まず、こちらにてNIに会員登録し、NativeIDを作成します。無償、有償を問わず、NI製の音源などを導入する場合、このIDでログイン する必要があり、無償のKontakt Playerも例外ではありません。
お名前、メールアドレス、設定するパスワードを入力し、下のチェックラン(黄丸)にチェックを入れます。
「作成」をクリックします。
ログインし、「KOMPLETE START」を追加する
「アカウントにKOMPLETE STARTを登録する」をクリックします。
Native Accessのダウンロードインストール
お使いのパソコン(Cakewalk by Banlabが使えている場合は「ウインドウズ」)をクリックすると、Native Access.exeがダウンロードされます。
ダウンロードしたNative Access.exeをクリックするとNative Accessがインストールされます。
インストールが終わると、ログインを促されますので、先ほど登録したIDとパスワードを入力します。
一覧の中からKontakt Playerを探します。赤丸の場所「Instruments」をクリックすると、ほどなく「Kontakt 7 Player」(2023年1月時点で)が見つかりますので、青丸をクリックしてインストールします。
インストールが終わったら導入完了です。
音源をインストールする
Kontakt Playerは、音を鳴らすためのサンプラーなので、使用していくには音源が必要となります。
Kontakt Playerで動作する無料音源は、NI社からもたくさん配布されていますが、その中でおすすめなのが「KONTAKT FACTORY SELECTION」となっております。
大容量コンテンツを外付けSSDに保存したい場合について
なお、「KONTAKT FACTORY SELECTION」は、7GB近い大容量の音源となっていて、パソコンのスペックなどによってはパソコンに入れると動きが悪くなる可能性もあります。
外付けSSDの購入もご検討ください。
パソコンのスペックに問題がなく、直接すべてパソコンに入れる場合はこの段落は読み飛ばしてください。
DTMにおけるSSD(外付け)の容量やおすすめは?買う時期は?
外付けSSDに保存したい場合はまず以下の手順を踏みます。
まず先ほどインストールしたNative Accessを立ち上げます。
ログインを求められたら登録したアドレスとパスワードを入力します。
左下の「performance」をクリックします。
「File manager」をクリックします。
3番目にある「Content location」に、外付けSSD内の任意の場所を入力します。
他の4項目はデフォルトのままをおすすめします。
これで大容量コンテンツは外付けに保存されます。
音源をインストールする
Native Accessを立ち上げ、ログインを求められたらメールアドレスとパスワードを入力します。
一覧の中から「KONTAKT FACTORY SELECTION」を選択し、インストールをクリックします。
インストールが始まります。容量が大きいので時間はかかります。
Kontakt Playerの使い方
Kontakt Playerおよび音源のインストールが終わったら、DAWを立ち上げます。
Cakewalk by BandLabダウンロードやインストールや始め方使い方を解説!
Cakewalk by Bandlabの場合、上記記事4.1の段落を参考に、トラックを立ち上げます。
「unvategorized]のKontakt7をクリックしてトラックを立ち上げます。
上記画像黄丸をクリックして、プラグインを開きます。
そのなかから「KONTAKT FACTORY SELECTION」を選択します。
(※私はすでに有償版KONTAKTを所持しているため「KONTAKT FACTORY SELECTION」はそちらに読み込まれました。上記画像は無理やり合成したものなので形や色合いが異なります。ご了承ください)
Band、Synthなど5つのカテゴリーに分けられ、様々な音源が収録されているので、お好みのものを選んでいきます。
下記が収録されている「E.Piano」の音となります。
まとめ
「Kontakt Player(無料)のダウンロードインストール方法は?使い方も!」と題し、無料のサンプラーKontakt Playerについて、導入から使い方まで詳しく解説しました。
- Native IDを作成する
- ログインし、「KOMPLETE START」を追加する
- Native Accessをダウンロードインストールする
- Native Accessを開き、Kontakt Playerを見つけてインストールする
- 音源をインストールする
上記の手順でお持ちのDAWで使えるようになります。
今後有償版KONTAKTや、NI製の有料、無料音源を買う際もこちらの記事を参考にしていただければと思います。