本記事では、ドラム譜の読み方や入力の方法を解説していきます。
ドラムのある楽曲を作曲する人や、ドラムの演奏に携わる人は、当記事の内容の理解が必要となります。
こちらは、作編曲に関する知識のLESSON21に該当する記事です。LESSON1から順に学んでいただくとより効果的に理解ができますので、検索などで来られた方はよろしければこちらの記事からお読みいただければと思います。
また、当記事での内容を理解していただくには、音の高さの概念を考慮した音名に関する知識が必要となりますので、不安な方はこちらをご覧ください。
なお、当記事ではCubase上にて、プラグインHALionSonicSEのStreo drum及び、有料プラグインのBFD3(LogicProのドラムマップ適用)に対応した記事となっております。
ドラム譜の読み方は?
ドラム譜は、「ドラムマップ」とも呼ばれ、以下のようになっています。
ドラム譜面は、通常の五線譜ですが、その五線譜の中にそれぞれのドラムの音が割り当てられています。
また、ドラムには音の高さの概念がありませんので、ト音記号のような音部記号はなく、上記のように音部記号を記入する箇所には2本線が引かれています。
さらに、調号も書かれていません。
青丸がクラッシュシンバル、赤丸がベースドラム、緑丸がクローズハイハット、オレンジ丸がオープンハイハット黄色丸がスネアドラムであり、おおよそこれらはプラグインなどが変わっても共通です。
一方で、HALionSonicSEのStreo drumでは水色の枠で囲った部分は、16分音符4つごとに、ハイタム、ハイミドルタム、ローミドルタム、ロータムとなっていますが、タムの音はプラグインが変わると変わってきます。
有料プラグインのBFD3(LogicProのドラムマップ適用)で入力したものですが、水色で囲った十六分音符は、4つごとにハイタム、ロータム、フロアタムとなっています。
ドラム譜の入力方法(シンバルやハイハットなどの表現法など)は?
それでは、上記のようなドラム譜はどのように入力していけばよいでしょうか。
実は、ドラムの音色(シンバル、ハイハット)ごとい、それぞれの対応する音が割り当てられています。
プラグインによって違う場合もありますが、おおよそ以下は共通です。
- クラッシュシンバル C#2
- オープンハイハット A#1
- クローズハイハット F#1
- スネアドラム E1(rollなど連打に適した音はD1)
- ベースドラム C1
一方、タムはプラグインごとに違います。
HALionSonicSEのStreo drumの場合、
- ハイタム D2
- ハイミドルタム C2
- ローミドルタム B1
- ロータム A1
- フロアハイタム G1
- フロアロータム F1
BFD3(LogicProのドラムマップ適用)の場合、
- ハイタム C2
- ロータム A1
- フロアタム F1
上記のような設定となっています。
まとめ
本記事では、ドラム譜の読み方や、入力の仕方について解説しました。
なお、こちらで示したのは初期設定のお話です。基本ドラムの音源プラグインはそういった設定を変更することも可能ですので、やりやすいように変更していただければと思いますが、ごちゃごちゃにならないように注意が必要です。
楽譜を提出する際は、特にタムなどはものによって表記が違ったりしますので、譜面内に記載すると親切かと思います。
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