本記事はマイナーキーのダイアトニックコードに関する最後のページとなります。
マイナーキーにおけるダイアトニックコードは、使用されているスケールによってその把握方法が異なってきます。
今まで、ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールについてのダイアトニックコードを解説してきましたが、今日はメロディックマイナースケールについてダイアトニックコードを導き出す方法を示していきます。
なお、本記事の内容を理解していただくには、マイナースケール、ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードや、ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコードに関する知識が必要となりますので、不安な方はリンクをクリックしてご覧ください。
目次
メロディックマイナースケールのダイアトニックコード覚え方把握方法
メロディックマイナースケールのダイアトニックコードに関する考え方は、他のナチュラルマイナースケールと同じですが、臨時記号の付き方が独自で、かつほとんどのコードでいずれかの音に臨時記号がつきますので、慎重に導き出していただければと思います。
3和音のメロディックマイナスケールダイアトニックコードについて
それではCマイナーキーにおいて、メロディックマイナースケール3和音のダイアトニックコードを導き出しましょう。

キーに該当する調号を付け、そのキーのメロディックマイナースケールを描きます。
メロディックマイナースケールなので、6番目と7番目の音を半音上げます。
これで各ダイアトニックコードのルートが決まりました。

次に、決まったルートから、3度上、5度上に音を追加していきます。
スケールの第6音、第7音に該当する音は、ルート以外の部分においても臨時記号で半音上げることを忘れないでください。
それでコードトーンがすべて把握できます。

上記がCマイナーキー、メロディックマイナースケール、3和音のダイアトニックコードとなります。
赤色を付けた部分はメロディックマイナースケール独自のダイアトニックコードです。
4和音のメロディックマイナスケールダイアトニックコードについて
今度はCマイナーキー、メロディックマイナースケール、4和音のダイアトニックコードを導き出しましょう。
メロディックマイナースケールを描くところまでは3和音と同じです。

決まったルートから、3度上、5度上,7度上に音を追加していきます。
全てのコードにいずれかの音に臨時記号がつきます。
スケールの第6音第7音に該当する音は、ルート以外のコードトーンであても忘れずに半音上げてください。
そうしてコードトーンが確定します。

コードネームを把握したら完了です。
上記がCマイナーキー、メロディックマイナースケール、4和音のダイアトニックコードです。
赤丸を付けたコードはメロディックマイナースケール独自のものです。
メロディックマイナースケールダイアトニックコード一覧及び分析方法は?
上記がメロディックマイナースケール、3和音のダイアトニックコードの12キー一覧です。

上記がメロディックマイナースケール、4和音のダイアトニックコードの12キー一覧です。
既存曲などからの各キー共通の分析方法は、ルートが主音の者から順に、
- 3和音 Ⅰm、Ⅱm、Ⅲaug、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵdim、Ⅶdim
- 4和音 ⅠmM7、Ⅱm7、ⅢaugM7、Ⅳ7、Ⅴ7、Ⅵm7(♭5)、Ⅶm7(♭5)
となり、太線で書いたものはメロディックマイナースケール独自のダイアトニックコードです。
まとめ

本記事では、メロディックマイナースケールのダイアトニックコードについてすべてを解説しました。
マイナーキーの楽曲作成には欠かせない知識となります。
マイナーキーは3つスケールがある分、ダイアトニックコードに関して覚えることが多くなり、難しいと感じられがちですが、根本的な考え方はメジャーキーと同じですので、しっかり把握して使用していただければと思います。