DTMを行う際、基本的に五線譜という細かいところに音符を入力していくことになります。
そのさいマウスで入力していると、すこし手元が狂うと半音、もしくは全音音が狂ってしまい、音1つ1つに慎重にならざるを得ず、ずれてしまった時の調整などをしているととても腕に負担がかかります。
ライティングなどは主にPCのキーボードを使うのに対し、DTMなど、主にマウスを使う作業はつねに腕に負担を与えています。
腕を痛めて大好きな音楽活動に支障が出てしまうのは嫌ですね。
そこで導入したいのが「MIDIキーボード」です。
作曲は無料でする?費用をかける?それぞれのメリットデメリットは?
上記記事3の段落でも、DTMでお金をかける項目として、最も優先すべきものは「MIDIキーボード」であるとお伝えしました。
MIDIキーボードは、PCに接続して鍵盤を押すことで、押した音がそのままDAWに書き込まれるというもので、腕の負担軽減だけでなく、和音などは一発で入力できるため、時間短縮にもなります。
一方で、MIDIキーボードは、25~88鍵の鍵盤数のものや、機能の多い少ないがあり、どれを選ぶのか迷うところですので、当記事で詳しく解説していきます。
MIDIキーボードは何鍵必要?
実際の所MIDIキーボードは何鍵必要になりますでしょうか。
まず25鍵ではDTMをやっていて足りないと感じます。頻繁にオクターブ切り替えスイッチを押す必要があり非効率です。
一方で88鍵のものはどうでしょうか?
これは実際のピアノと同じ鍵盤数なので、やたらとスペースを取りすぎます。
たとえばピアノ演奏会などで使う場合ですと61~88鍵必要ですが、DTMで使うには大きすぎます。
ピアノを除く多くの楽器の音域がカバーできる程度の鍵盤数が妥当です。
適切なのは37鍵~49鍵といったところですので、それくらいをおすすめします。
MIDIキーボードのおすすめは?どこで買える?
具体的におすすめのキーボードを紹介していきます。
上述した通り37~49鍵で、機能としてはオクターブ変換スイッチのみで十分です。
ボリュームその他ごちゃごちゃした機能はDAWの機能を駆使していくほうが良いです。
また、安いものでも高いものでも音質に影響はまったくありません。それもプラグインやDAW上での設定などで決まるからです。
おすすめは
Garageky miniという MIDIキーボードです。シンプルでかつ使いやすく、価格もそこまで高くありません。
これらは、楽天やサウンドハウスで購入することができます。
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MIDIキーボードの使い方は?ソフトの有無は?
では、上記でおすすめしたMIDIキーボードをCakewalk by Bandlabで使用した場合の使用方法を解説していきます。
Garageky miniは、特にソフトをインストールする必要はありません。USBにつなげば即利用可能ですが、DAW上での入力設定が必要になります。
後ろにある「USB]と書かれたところに付属のケーブルを差し、PCのUSBの所の接続します。
DAWを開きます。
編集→環境設定を開きます。
MIDIの項目の「デバイスの設定」をクリックし(黄丸)「Garage Key mini」(赤丸)にチェックを入れます。
Cakewalk by BandLabダウンロードやインストールや始め方使い方を解説!
上記記事の4の段落を参考に任意の音色で譜面ビューを開きます。
画面上にある赤丸のボタンを長押しし、「ステップ入力」を選択します。
その後同じ場所をもう一度クリックし、入力するパートを選択、音符の種類を選択して楽譜上で入力する場所に合わせて入力していきます。
なお、差し込んだ時点で音域はC2~C5に設定されています。(ピアノのど真ん中のドがC3)
後ろにあるボタンのうち、「octave 」の「UP」を押すと全体が1オクターブ上がります。「Dawn」を押すと1オクターブ下がります。
まとめ
本記事では、DTMerがお金をかける際に最も優先すべき、MIDIキーボードの導入やおすすめのもの、使い方について詳しく説明しました。
- DTM作曲の腕への負担軽減や時間短縮のためにMIDIキーボードの利用が役立つ
- MIDIキーボードは37~49鍵がベストで、機能はオクターブキーのみで十分
- おすすめは「Garageky mini」で楽天やサウンドハウスで購入できる
- DAWの入力デバイスに「Garageky mini」を設定の上、「ステップ入力モード」にすることで使用可能
作曲は基本長丁場の作業になります。
そのなかでやはり身体への負担軽減は続けるために最優先事項であり、音源などの導入の前にMIDIキーボードの入手をおすすめします。