DTM作曲で無料音源を使用していて物足りなさを感じてきたときに考えたいのが有料音源の導入です。
特にバンド系音源はDAW付属のものでは弱いものが多く、エレキギターも例外ではありません。
エレキギター音源おすすめフリーのSpitfire LABS Guitarsインストール方法&使い方は?
上記記事にて、フリーでおすすめのエレキギター音源について説明しましたが、本記事では有料のおすすめエレキギター音源の中でも定番中の定番であり、神と称されるほど評判も高い「Electri6ity」について、そのインストール方法や使い方などについて詳しく解説していきたいと思います。
エレキギター音源Electri6ityの購入インストール方法は?
2023年2現在、エレキギター音源Electri6ityは楽天で楽天で購入できます。
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サウンドハウスでは品切れとなっていましたが再入荷の可能性もあるので、サウンドハウス購入を希望される方は商品検索してみてください。
ただし高価な音源ですので、待てる方はセールを待った方が良いでしょう。20~25%引きセールがちょくちょく行われます。
使用の際は「Kontakt Player」もしくは「Kontakt」が必要となります。
Kontakt Player(無料)のダウンロードインストール方法は?使い方も!
Kontaktの使い方や音源追加方法にセール対策も解説!
詳しくは上記の2つのページをご覧ください。
ダウンロード版を購入すれば、メールでRedemption Codeと呼ばれるコードやダウンロード先の案内が届きますのでメールの指示に従ってダウンロードしてください。(外付けssdにダウンロードします)
なお、ダウンロード時は9つのrarファイルがダウンロードされますので、7zipなどでpart1の1つだけ解凍すればすべてが解凍され、electri6ityのフォルダが生成されます。(私はすべてを解凍しようとしてエラーになるなどして苦労しましたがpart1の身の解凍でOKです)
その後はNativeAccessにてアクティベートすることでKontaktから読み込めるようになります。
「preferences」「FileManagement」から、「ContentLocation」の保存先を、外付けのssdに設定しておいてください。
DTMにおけるSSD(外付け)の容量やおすすめは?買う時期は?
外付けSSDにつきましては上記記事を参考にされてください。
Electri6ityは40GBほどの大容量コンテンツですのでPC内の保存は非現実的です。
「AddSerial](黄丸)をクリックし、送られてきた25ケタのシリアルナンバーを入力します。
一覧から「Electri6ity」を探し、インストールします。上記画像では「installed」となっていますが、シリアルナンバーを入れただけの時点では「not installed」となっているはずです。
インストールすれば直ちにKontaktから読み込めるようになります。
エレキギター音源Electri6ityの使い方は?
Electri6ityを使用する際は、DAWにてKontakt、もしくはKontaktPlayerを立ち上げ、その中から
Electri6ityを立ち上げるだけです。
Cubaseの使い方は?キーボード設定から打ち込みエフェクトに書き出しまで!
Cubaseの使用方法については上記をご覧ください。
ただ、最初にしておきたい設定やちょっと使ってみたい応用もありますので紹介していきます。
まずKontaktからElectri6ityを立ち上げた後、「setting」(赤丸)をクリックします。
そのあと青丸をクリックし、リストから「callibration」を選択します。
2番目の項目(緑四角)の右横のつまみを回し、表示を「off(not recommend)」にしておくとよいです。
これによって、譜面に入力すれば、入力した通りに演奏してくれます。
こちらのように入力してみました。
そのまま演奏すると上記のような感じです。
でもエレキギターなので、もう少しバキバキに歪んだ音にしたいですよね。
この場合、アンプを使います、
- Electri6ityに付属しているアンプを使う
- 外部のアンプを使う
の2種類のアンプの使用方法があります。
Electri6ityに付属しているアンプを使う場合、まず音色を「Amped」から選んでください。
Effectを選択し、(青丸)アンプをOnにし、(赤丸)黄色丸部分のつまみで歪具合を調整します。
こんな感じで少し迫力が出ました。
次に外部のアンプを使う場合です。
インサートでアンプのエフェクトをかけてみました。こちらではAmplitube 5という定番のアンプを使っています。
(Cubaseにも最初からアンプシュミれーたが入っていますのでそちらでも使い方は同じです。)
このように、外部のアンプを使うとさらに迫力が出てきます。
また、上記音声では「335DI」というギターの音を選択していますが、「Electri6ity」は複数種類のギターが収録されています。
いずれもギターそのものを買うとめちゃくちゃ高いものです。
以下が「L4」というギターです。
以下が「Lespoul」です。
「Rickenbacker」
「Stratocastor」
「Telecaster」
それぞれにまた違った音色を感じていただけたかと思います。
お好みのものを選択してより表現を豊かにしていただければと思います。
さて、このギターの表現をより豊かにする応用的な使い方があります。
使うのは主に「キースイッチ」です。
キースイッチは、本格的な音源プラグインには設定されていることが多く、その楽器の音域外の高い音や低い音に割り当てられています。
そのキースイッチを入力することによって、入力された場所以降の演奏方法が切り替わったり、入力されている間だけエフェクトがかかるなど、様々なものがあります。
上記の加増で示したような変化を加えてみましょう。
キースイッチを入力するのは、五線譜よりもピアノロールがやりやすいです。
「MIDI」「キーエディタ」でピアノロールが開きます。
上記画像の、青で囲った部分は奏でている音ですが、黄色で囲った部分がキースイッチです。
キースイッチによっては、入力するベロシティ(音量)によって効果が違うものもあります。
赤丸で囲ったのは、「ミュート」と呼ばれるキースイッチです。ベロシティを90より小さくしてB0の音を入力すると切り替わります。
黒丸は「サステイン」で、通常の演奏です。ベロシティを90より大きくしてB-1の音を入力することで、先ほどかけたミュートのエフェクトを元に戻します。
紫丸の部分は、スライド奏法というエフェクトになり、A0の音を入力している間反映されます。
どこがB-1なのか、A0なのか、などは上記画像右側や以下の記事をご覧ください。
音域の表記を考慮した音名と歌や楽器の音域について
そして最後の音にグリッサンドをかけてみましょう。
ここはキースイッチではなく、DAWの機能を使います。
下部黄色丸の部分を、「ピッチ」に切り替えて、上部の鉛筆マークをクリックし、感覚的に下部赤丸の位置のようにカーブを描いていきましょう。
こんな感じになりました。
まとめ
「エレキギター音源おすすめElectri6ityのインストールから使い方まで!」と題し、おすすめの有料ギター音源であるElectri6ityについて、その基本的な使い方について解説してみました。
なお、Electri6ityはキースイッチが60種類もあり、すべてを解説すると分厚い書籍になってしまうほどです。
上記がキースイッチの一覧ですので、極めたい方は
ググってみる
ギターに詳しい人に聴いてみる
入力して鳴らしてみる
などの作業をしてみると良いかと思います。