vocaloid6 VS vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)!メリットデメリットは?

 DTM作曲において歌物を作る場合で、機械に歌わせる場合、有料のものとして導入して行くのであればVocaloidが第一の選択肢になるかと思います。

そのVocaloidですが、2023年2月現在、最新版は「Vocaloid6」となっております。

AI(人工知能)が搭載され、少ない労力でよりリアルな人間らしい歌唱が可能になったということで話題になっています。

 一方でその2段階前のものに、「vocaloid 4 editor for cubase」通称「ボカキュー」というシリーズがあり、これも評判が高かったです。

当然最新の6の方が機能は多彩なのですが、vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)と比べて一長一短があり、実際どちらを取り入れるか少し迷うところです。

そこで本記事では、最新の「Vocaloid6」と、一昔前のvocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)を比較し、それぞれの長所と短所を紹介していきますので選ぶ際の参考にしていただければと思います。

「Vocaloid6」のメリットはデメリットは?

 Vocaloid6は、最新のボーカロイドエディターです。

 単独で購入するには、YAMAHAの公式サイトしかありません。単独で購入すると、DAWのCubaseの下位版であるCubase AIがついてきます。こちらを入手した場合、セールを待ってProにアップグレードするおすすめします。

一方で、Vocaloid6とおすすめの歌声ライブラリのセットがサウンドハウスで購入できます。

 サウンドハウスで購入

当サイトでは、女声ライブラリとして「MEGPOID」をおすすめしております。それでいい場合はこちらの方がお得になります。ただしこちらはCubaseAIはついていないので,以下の記事の3の段落を参考に入手していただければと思います。

CubaseAIの購入方法は?入手ルート3選!アップグレードに備えよう!

Vocaloid6のメリットは?

 ボカキューと比較して、Vocaloid6のメリットは、最新である分多機能であるという点です。

AIが搭載されていて、人間らしい表現が短時間でできるようになっています。

さらにパワーアップしたVocaloid6専用ライブラリが使えるほか、Vocaloid3~6の専用ライブラリも使用ができます。

 コチラが普通にに入力したバージョンです、これではvocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)と同じですが、独自の機能を使って「Again and Again」というエフェクトをかけると以下のような響きにすることもできます。

Vocaloid6のデメリットは?

 残念ながらvocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)と比較して劣る部分もあります。

一番の欠点は操作性です。

vocaloid6は、各DAW上で作動はしますが、他のプラグインや内臓音源と同じ感覚で使うことができません。

  1. 別途メロディを打ち込み、MIDI出力する
  2. Vocaloid6のトラックを立ち上げる
  3. 立ち上がったボーカロイドエディター内にて、先ほどのMIDIファイルにしたものを読み込む
  4. 歌詞を入れていく

というステップが必要です。

 別途出力するのが面倒な場合は立ち上げた後、ピアノロールという特殊なシステム上で音や歌詞を入れていくことになります。

また、ボーカロイドエディターを立ち上げていないと、音はなりますが譜面などは一切表示されない仕組みになっています。

vocaloid 6 editor for cubase という商品は今の所なく、登場が期待されます。

vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)のメリットとデメリットは?

 

 vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)は、その名の通りDAW「Cubase」で利用するために作られたボーカロイドエディターです。

YAMAHAでは既に生産を中止していて、入手できる箇所が限られています。

いつ完全に買えなくなるか分からないので、こちらを選択される方は早目のご購入をおすすめします。

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こちらを購入すれば、DAWであるCubaseAIが付属してきます。

vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)のメリットは?

vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)の、Vocaloid6と比較した際の一番のメリットは操作性です。

Cubase上にて、他のプラグインや内臓音源と同じ感覚で編集できます。

  1. vocaloid 4トラックを立ち上げる
  2. 楽譜に通常通り入力する
  3. ボーカロイドエディターに変換して歌詞を入力する

といったステップでできます。

ボーカロイドエディタを立ち上げなくとも、楽譜も他のパートと同時に表示ができ、両方を同時に編集することができます。

vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)のデメリットは?

 デメリットとしてはやはり旧型であることから、機能面で劣ることは否めません。

 とはいえ、2や3と比べればだいぶ自然な歌声が再現できるようになっていますし、そもそも音楽のクオリティを最も左右するのはコード理論などの知識の有無なので、こちらを選択してもいい曲ができないということは一切ありません。

 残念ながらVokaloid5や6専用の歌声ライブラリは使うことができません。

また、YAMAHAのサポートなどの対応も終了される可能性がある点もデメリットといえます。

まとめ

 

当サイトでは、有料の音声合成ソフトの代表格であるボーカロイドにおいて、最新のvocaloid6 と、旧型の vocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)でそれぞれにあるメリットとデメリットについて紹介してみました。

一言でまとめるなら

  • 機能のvocaloid6 
  • 操作性のvocaloid 4 editor for cubase(ボカキュー)

といった感じです。

ボーカロイド導入の際は参考にしていただければと思います。