プロアマ含めて「歌い手」として音楽活動をされている方は多くいらっしゃるかと思います。
その中で、ビジネスを考えている人、歌い手としてお金を稼ぎたいという夢を追いかけている方もたくさんあるかと思います。
最近では、ネット番組やテレビ番組で有名なプロデューサーによるオーディション番組が放送されていて、勝ち抜いた人たちのユニットでデビューし人気者になるというニュースが多いので、オーディションにあこがれる歌い手の方も多いでしょう。
しかし、歌い手としてマネタイズを考えるとき、オーディションはあまりお勧めの方法ではありません。
その理由について詳しく解説していきたいと思います。
なお、この記事は趣味としてオーディションの雰囲気を楽しむことについて批判するものではありません。
目次
歌い手はオーディオションを受けないほうが良い理由1「詐欺が横行している」
歌い手がオーディションを受けないほうが良いという理由の1つは、オーディション詐欺が横行しているという点です。「自分が詐欺なんか会うわけがない」と思う人ほど危険です。
私ですら音楽とは関係ないところで詐欺にあった経験はあります。
YoutubeやFacebook、TwitterXの広告の他、紙の雑誌でもオーディションの案内を見かけることが多いですが、ほとんどが詐欺だと考えていただいたほうが良いです。
詐欺でもそういったところの広告は簡単に出せるので、「大手の広告だから大丈夫」は間違いです。
- オーディションの応募を募る
- 応募した人全員を受からせて喜ばせ有頂天にする
- 「特別なレッスンを受けられる」としてその費用をむしり取る(まともなレッスンは受けられない)
といった人の夢に付け込む残酷悪質な手口です。
絶対騙されないようにご注意ください。
オーディションの後「お金がかかる」話が出るのは絶対おかしいのでその時点で詐欺です。
手口もだんだん巧妙になり、まともなところと詐欺の所の区別も難しくなっています。オーディションには手を出さないのが無難です。
歌い手はオーディオションを受けないほうが良い理由2「もっと可能性の高い安全な方法がある」
オーディションで受かって歌い手として売れることを目指すのは、上述した詐欺のリスクもあり、ちゃんとしたところに巡り合えたとしても、勝ち上れる確率はかなり低いです。
オーディション番組で取り上げられているオーディションは、もちろんちゃんとしているところですが、何万もの応募があってその中から選ばれるのは数人、といったオーダーです。
また、最近の音楽事務所は、「売れそうな人」にお金を出す余裕はなく、「売れてる人」にしか投資ができません。
私の推測ではありますが、だれもが聞いたことがあるようなグループのオーディションで、選ばれる数人のさらにその候補である数百人くらいはすでに地下アイドルなどでサラリーマンよりは稼いでいる人たちで間違いないかと思います。
ですので、リスクもあり確率的にも難しい方法よりも、安全で可能性のある方法を選ぶ方が賢明です。
たとえば、ココナラなどのクラウドソーシングサイトで歌入れの仕事を受けるボイストレーナー、ファンクラブなどの有料サイトを作り、それらをブログやSNSで拡散する、、などの方法があります。
歌い手はオーディオションを受けないほうが良い理由3「反骨精神が奪われる」
有名なグループのオーディションや、有名なプロデューサーによるオーディションは、数万人の中から奇跡的に選ばれた場合、テレビなどで活躍するミュージシャンということになります。
したがってテレビに出れなくなると仕事がなくなるので、めったなことが言えなくなります。
ミュージシャンたるもの反骨精神は必要なのにもかかわらず、権力びったりのスポンサーばかりがついているテレビ番組で、反権力的なことを言われると干されます。
それではミュージシャンとして存分に活動できません。
まとめ
本記事では、歌い手を志す人がオーディションを受けないほうが良い理由について解説してみました。
- オーディション詐欺が横行している
- もっと安全で可能性が高い方法がある
- テレビの仕事の場合反骨精神を奪われる
といった理由があります。
なお、こちらで歌い手の方向けにオリジナル楽曲制作サービスを展開しておりますのでよろしければご利用ください。