本記事は、これから作曲を始めて行こうと考えられている初心者の方向けに、ピアノの鍵盤の基本や位置(並び方)について解説しています。
こちららは、作曲の知識(音楽理論・コード理論)のLesson3となります。
Lesson1から順にお読みいただくとより効果的に理解しやすくなりますので、検索などで来られた方は以下からお読みいただくと良いかと思います。
音楽理論やコードについて勉強するメリットと方法は?
ピアノの鍵盤の基本や位置については、作編曲の他、歌い手、楽器演奏など、すべての音楽活動に携わる方にとって必須の知識となります。
その理由は、音の名前や楽譜の読み方などを習得していただくにあたり、ピアノの鍵盤の位置の知識が無いと、お判りいただけるように説明のしようがないためです。
一方で、学生の頃にピアノなどの音楽教室に通われていた方や、クラブやサークルに所属されていた方など、ある程度音楽活動をされている方にとってはごく当たり前の情報化と思いますので読み飛ばしていただいても大丈夫です。
ピアノの鍵盤の数は?その基本について
まずはピアノの鍵盤の基本について説明します。
ピアノの鍵盤のうち、手前にある大きな白い鍵盤のことを「白鍵」といい、白鍵と白鍵の間にある小さく出っ張った黒い鍵盤のことを「黒鍵」といいます。
そして、標準的なピアノには白鍵と黒鍵を合わせて全部で88の鍵盤があります。
もしちかくにピアノがある場合、適当に鍵盤を叩いてみてください。
すると、左に行くほど低い音、右に行くほど高い音が出るということがお分かりいただけるかと思います。
まとめると、
- ピアノには白鍵と黒鍵がある
- ピアノには白鍵と黒鍵を合わせて88の鍵盤がある
- ピアノの左の鍵盤は低い音が鳴り、右の鍵盤は高い音が鳴る
となりますので、音楽活動をされる方は必ず理解していただく必要があります。
ピアノの鍵盤の位置は?
先ほど、白鍵と白鍵の間に黒鍵があるとお伝えしましたが、よくよく見ているとところどころ、白鍵と白鍵の間に黒鍵が無い箇所があることに気付いていただけるかと思います。
そして、それらが一見ランダムに配置されているように見えますが、実は鍵盤の位置や並び方は決まっていますので解説していきます。
分かりやすくするために、以下の4つの鍵盤を一旦除外してください。
- 一番左の白鍵
- 左から2番目の白鍵
- 一番左の白鍵と左から2番目にある白鍵の間にある黒鍵
- 一番右の白鍵
上記を除いた84鍵の鍵盤を見ていると、実は、白鍵と黒鍵が同じ位置関係でが7回繰り返されていることに気付いていただけるかと思います。
具体的には、ピアノの鍵盤は、上記画像のような、白鍵と黒鍵の配置が、左から右に向かって繰り返されています。
上記画像の左右にはまた同じ配置のものが連結しています。
さらに具体的に説明するために、上記画像のようにそれぞれの鍵盤に番号を振ってみました。
白鍵7の右隣には次の繰り返しの白鍵1が、白鍵1の左にはその前の繰り返しの白鍵7があります。
そして、
- 白鍵1と白鍵2の間に黒鍵1がある
- 白鍵2と白鍵3の間に黒鍵2がある
- 白鍵3と白鍵4の間には黒鍵が無い
- 白鍵4と白鍵5の間に黒鍵3がある
- 白鍵5と白鍵6の間に黒鍵4がある
- 白鍵6と白鍵7の間に黒鍵5がある
- 白鍵7と次の繰り返しに出てくる白鍵1の間には黒鍵が無い
という位置関係の、7つの白鍵と5つの黒鍵、合計12の鍵盤のパターンが合計7回にわたって繰り返されていることが分かります。
ピアノの鍵盤の位置関係は全世界、全鍵盤楽器共通
上述したピアノの白鍵と黒鍵の位置関係は、全世界共通です。
また、ピアノ以外の鍵盤楽器でも同じとなります。
オルガンやエレクトーン、小学生の時にほとんどの方が吹いたことがあるであろう鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)も鍵盤の数こそ違えど、白鍵と黒鍵の位置関係は全く同じです。
木琴や鉄琴でも、姿形はピアノと異なりますが、手前、下段に白鍵に該当する鍵盤があり、奥、上段に黒鍵に該当する鍵盤があって、その位置関係は共通です。
まとめ
本記事では、ピアノの鍵盤の並び方について解説してきました。
- ピアノの鍵盤の並び方の理解は、すべての音楽活動家にとって必須項目
- ピアノには黒鍵と白鍵が合計88鍵ある
- 黒鍵と白鍵配置パターンは決まっている
- 白鍵7鍵と黒鍵5鍵の合計12の鍵盤で構成された配置パターンが何度も繰り返されている
これをもとに、次記事以降の音の名前や譜面の読み方などを習得していっていただければと思います。
また、本記事以降、「ベーシックコース」に該当する記事につきましては、コメントも受け付けますので、感想や質問などあればそちらからお願いいたします。
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