ギターを歪ませるアンプシュミレータの使い方は?Amplitubeもおすすめ!

 ロックやポップスなどを聴いて、エレキギターの音がかっこいいと感じる方も多いかと思います。

中低音でパワフルな音でコードを奏でたり、高音部で速弾きでソロを奏でたり・・・

 あのような音として出力することは、俗に「歪ませる」と表現されます。

そんな音をDTMで再現する方法を解説していきます。

 

 演奏されるエレキギターは、「アンプ」を通して音が出る仕組みになっており、そのアンプについているツマミなどを調整することで、歪ませることができます。

 一方でDTMでは、そのアンプをパソコン上で再現できる「アンプシュミレータ」が多くのDAWに付属されています。

 打ち込みのギターを歪ませたい場合はアンプシュミレータを使います。

また、ギターを生録音したものDAWに読ませて作曲に使う場合もアンプシュミレータが使われますし、演奏会などでもギターとPCを繋いでアンプシュミレータを発動し、アンプとして使うことも可能です。

 本記事では、Cubaseでアンプシュミレータを使ってギターを歪ませる方法を解説し、さらにこだわりたい方向けにお勧めの有料アンプシュミレータであるAmplitubeも紹介していきます。

なお、当記事の内容を理解していただくには、あらかじめCubaseの基本操作の知識が必要となりますので、心配な方は以下のページをご覧ください。

Cubaseの使い方は?キーボード設定から打ち込みエフェクトに書き出しまで!

Cubaseでアンプシュミレータを使ってギターを歪ませよう!

 Electri6ityなどのエレキ音源プラグインにはアンプの機能も埋め込まれていますし、HALion Sonic SEやKontaktといったマルチ音源にはすでにアンプを通したギターの音も収録されていたりします。

 しかし、やはりそういったものを使うよりも、音源はアンプを通していないものを使い、別でアンプシュミレータを使うほうが調整もしやすく、音質もいい場合が多いです。

 無料音源のSpitfire LABS GuitarsやStandard Guitarsなどはアンプを通していない音しか収録されていないのでアンプシュミレータの使用が必須となります。

こちらが歪んでいないギターの音となります。これを歪ませていきましょう。

まず、エフェクターの「Amp simulator」を歪ませたいギターのトラックにインサートでかけます。

「Distortion」の項目に入っています。

上記画像の黄色丸で囲った個所をクリックし、シチュエーションを選択します。

「Clean」は比較的歪みのない音、「Crunch」は歪んだ音、「Crunch+」はさらに強く歪んだ音です。

上記の赤丸のつまみをいじって調整します。上げるほど歪が強くなります。

黄色の枠で音量も調整できます。上げすぎると音が割れてしまうので注意してください。

上記がアンプシュミレータをかけた後の音です。

最初の音と比べてパワフルな感じになっているのがお分かりいただけるかと思います。

さらにこだわりたい方はAmplitubeの導入を!

 歪んだギターの音の音質などにさらにこだわりたい、DAWのアンプシュミレータではちょっと物足りない、と感じてきた場合、有料のアンプシュミレータの導入を検討されると良いかと思います。

 おすすめかつ定番は「Amplitube」であり、2023年現在「Amplitube 5」が最新となっています。

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 シチュエーションなどを直感的に選ぶことができ、その種類、質とともに神レベルと称されています。

 DTMでの打ち込み生録音の他、演奏でも幅広く用いられています。

こちらがAmplitubeをつかって歪ませたギター音です。

もちろんこれは数ある選択肢の中から選んだ1つですので、もっと多彩な音作りが可能です。

このAmplitubeですが、通常は42890円です。高いと感じられるかもしれませんが、その機能からして価値はお値段以上であることは間違いありません。

 そして、2023年2月現在、セールが行われていて価格はなんと7340円になっています。

大丈夫なんか?と思うくらいやばい割引率ですね。興味のある方は一度見ていただければと思います。

 (残念ながらセールが終了していた場合は次のセールを待ってみるのもアリです)

まとめ

 

 当記事では、エレキギターの音をDAW上で歪ませる方法について解説してきました。

  • エレキギターの演奏ではアンプが使われ、アンプのつまみで歪ませている
  • DAWにはアンプを再現できるアンプシュミレータが搭載されていることが多く、それを使って歪ませていく
  • 音色などにDAW付属のもので物足りなくなってきたらAmplitubeの導入を検討するとよい
  • Amplitubeは2023年2月現在強烈な割引セールを行っていて、今後も定期的にセールが行われる可能性が高い

アンプシュミレータは、DAWのエフェクトプラグインなのでもちろんエレキギター以外の音にかけることもできます。

ベースやピアノを歪ませてみたり、もしくはボーカルの声質を変えてみたり、といろいろ試してみるとまた面白いかと思います。