この記事では、楽曲編集の最終工程、仕上げの工程といわれる、マスタリングについて、その意味合いについて説明させていただきます。
また、マスタリングを気軽に行えるソフト、OZONEについて、その使い方やお得な買い方(セール利用)などを解説していきます。
当記事の内容を理解していただくには、前もってCubaseの基本操作についての予備知識が必要となりますので自身の無い方は以下のページをご覧ください。
Cubaseの使い方は?キーボード設定から打ち込みエフェクトに書き出しまで!
マスタリングとは?
まず、マスタリングという言葉を初めて聞かれる方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明します。
「マスタリング」とは、楽曲の音圧を上げる工程で、楽曲編集の最後の工程、仕上げ工程となります。
普通にDAWで作曲し、そのままミックスダウンしたオーディオファイルと、市販のCDの音源を聴き比べた時、後者の方が音が大きく感じられるかと思います。
これは、市販のCDがマスタリングの処理がされているからなんですね。
では、DTMでマスタリングはできるのかといわれると、もちろんできます。
できますが、その道はかなり奥が深いんですね。
マスタリングをマスターするのは、作曲や編曲をマスターするのと同じくらい専門的な知識、技術、経験が必要となります。
そこで利用したいのが、初心者でも割と簡単にマスタリングができるプラグインである「OZONE」dです。
2023年2月現在、OZONE10が最新となっています。私はOZONE9を使っているので、少し画面などが違うかもしれませんが、使い勝手などは同じなので参考にしていただけるかと思います。
OZONEの使い方は?
OZONEが優れているところは、AI(人工知能)が搭載されている点です。
そして、既存の楽曲などのリファレンス曲をOZONEに読ませると、そこからAIが分析し、リファレンス曲と同じような仕上げに自動でしてくれるという優れものです。
なう、リファレンス曲に合わせたマスタリングはstd以上のグレードに特化した機能であり、下位版のElementsでは利用できませんのでご注意ください。
ではやり方を説明していきます。
まず、楽曲の中で一番音が大きい部分を選択(黄色丸部分に該当小節番号を記入、青丸の部分をクリックして反転させる、赤丸の部分が青く反転しているか確認)し、その範囲をループ再生します。
OZONEは、マスタートラックにインサートでかけます。「入出力チャンネル」(赤丸の部分)をクリックし、Stereo out(黄色丸)を選択、Insert(青丸)の部分をクリックしてプラグインを選択します。
上記のリストからOZONEを選択します。
「Maximaizer」と書かれた赤丸の部分をクリックします。
そして、黄色丸で囲んだ部分が赤くなっている場合、音割れが起きていることを意味するので、その下のつまみを音割れしないレベルまで下げます。
下げた後は、赤が点灯している部分をクリックすると点灯が消えますので、再び点かないことを確認します。
「Master Assistant」(黄色丸)をクリックします。
reference(黄色丸)を選択し、赤丸の部分でリファレンス曲を指定します。(著作権の関係で伏せてあります)
reference楽曲が読めたら「NEXT」をクリックします。
マスタリングが始まります。
終わったら「Accept]をクリックします。
そのあともし音がつぶれまくっていたら音が大きすぎるのでつまみを下げます。
OZONEにセールはあるの?
他の音源プラグインと同じようにOZONEにもちょくちょくセールがあります。
慌ててほしいという場合でなければセールを待つのが良いかと思います。
OZONEは、サウンドハウスなどで購入できます。
また、2023年2月現在半額セールをやっていますので非常にお得です。
リンク先を確認してセールが終わっていた場合はまた次のセールを待ってみましょう。
まとめ
「マスタリングの意味やOZONEの使い方は?セールはあるの?」と題し、マスタリングの意味や、マスタリングプラグインであるOZONEの使い方、セール情報などについて紹介しました。
- マスタリングとは音圧を上げる音楽制作の仕上げ作業
- マスタリングプラグインのOZONEを使えばAI人工知能により、既存のリファレンス楽曲と近いマスタリングがなされる
- OZONEはサウンドハウスなどで購入でき、セールにより安くなることもしばしばある
是非ともOZONEを使いこなして素晴らしい音楽を作り上げていただければと思います。