2019年も、12月上旬にユーキャンから「新語・流行語大賞」が発表される見通しです。
2018年は、韓国の平昌でオリンピックが開かれ、その際銅メダルを獲得したカーリング女子のメンバーによる「そだねー」が大賞に選ばれました。
また、安倍政権による論点をすり替えた答弁をあらわす「ご飯論法」や、
強姦を働いたにも関わらず、安倍総理の友人だったために忖度で不起訴になった事案を受けて、同じように性被害を受けた事がある人たちが起こした運動にちなんで、「Me,too」という言葉もトップ10入りしました。
2019年はどのような言葉が流行語大賞やトップ10に選ばれるのでしょうか。
当ページでは、話題になったニュースについてまず総合的にまとめてみます。
そして、最後に今年の新語・流行語大賞のTOP10予想をしてみたいと思います。
目次
2019年、話題になったニュースまとめ1 社会ニュース
新元号に改元
平成天皇が生前退位され、2019年5月1日より、元号が「平成」から「令和」に変わりました。
元号の発表はその1ヶ月前、4月1日に菅官房長官によって行われました。
安倍政権が元号を私物化し、新元号に安倍の安か入るのではないかという懸念もありましたが、それは免れました。
一方で、「命令によって和をなす」という、まさに今の安倍政権の状態を思わせるような元号であるという批判もありました。
ところが、元号発案者は安倍総理に否定的というニュースもあり、その真意はよくわかりません。
日韓関係悪化
日本と隣国韓国の関係が戦後最悪、と言われる事態になっています。
その最たる原因は、安倍政権が、「徴用工判決」の実質的な報復措置として、韓国を貿易のホワイト国から除外し、対韓輸出規制を強化したことにあります。
徴用工問題は、戦時中に日本が韓国人に対して行った人権侵害の1つであり、韓国の裁判所がいくつかの日系企業に損害賠償などを命じた判決を出しました。
日本政府は、韓国政府に対し韓国の司法介入をさせようとしましたが、司法の独立は民主主義の基本であり、介入が認められるような事があれば逆に韓国の民主主義が疑われます。
一方で日本では、辺野古裁判などで政権に忖度した判決が出され、三権分立が韓国よりも遅れている事が明るみになりました。
また、実質その報復措置としてとられた対韓輸出規制自体、日本の国益にも大きくマイナスになります。
もともと国民の生活よりも国益を重視する安倍政権は大問題でしたが、その国益よりも、嫌韓がさらに上にある、という点で、呆れて物も言えません。
完全におかしいのは日本政府側ですが、日本政府はメディアにうまく忖度報道させることにより、大多数の日本国民に日本側が正しいと洗脳することに成功しています。
誰も得しない嫌韓政策にも関わらず、安倍政権の支持率が下がらないどころか、むしろ上がっています。
韓国では、李政権くらいまでは、竹島上陸で反日を煽れば支持率が上がりましたが、朴槿恵政権以降通用しなくなっています。
一方で日本では未だに隣国への嫌悪感を煽って支持率を上げる手法が通用しています。
その点でも日本は韓国に10年ほど遅れているという事ができます。
日本は、韓国を悪くいう前に、せめて韓国くらいマトモな国になる事を目指さなくてはいけません。
吉本興業の闇営業問題
2014年に、振り込め詐欺グループが行った忘年会に、吉本興業の芸人が複数人参加していた事が週刊誌に報じられ、それが事実であることが判明しました。
この報道を受け、参加していて勝つ金銭を受け取ったとされる、雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンブーの田村亮さんが謝罪会見をするに至りました。
宮迫さんと田村さんは、涙ながらに謝罪会見を行い、それをさらに攻め立てようとする世論はあまり広まりませんでした。
一方、会見内に置いて吉本興業の岡本社長が、パワハラめいた発言をした事がら明らかになり、批判の矛先が吉本興業社長に向かいました。
それを受けて岡本社長も謝罪会見を開きましたが、「それは冗談で言った」などと言い逃れとも言える発言をしたために、帰って批判を浴びることとなりました。
タピオカドリンクが大人気
若い女性を中心に、タピオカの入ったミルクティーなどのドリンクが大人気となっています。
タピオカは、体内の不純物を流してくれ、ダイエットに良い、とも言われますが、一方で消化されないため、取りすぎて腸につまるという事故も発生しているので、取りすぎには注意が必要です。
スポンサーリンク2019年、話題になったニュースまとめ2 スポーツ
ゴルフ
女性ゴルフプレーヤーの渋野日向子さん、通称シブコが、日本人としては実に42年ぶりとなる、海外メジャー制覇を成し遂げました。
もともと注目されていた選手で、渋野日向子さんが使用したタオルの価格が跳ね上がるなど、「シブコフィーバー」が止まらなくなっています。
高校野球
夏の全国高校野球は、8月22日にけっしょうせんがおこなわれました。
石川の星稜高校と、大阪の履正社高校が激突。
プロ大注目の星稜奥川君を、履正社が見事に攻略し、優勝を決めました。
夏の大阪府代表の優勝は2年連続となります。
2018年、話題になったニュースまとめ3 政治経済
参議院議員選挙
7月に、参議院議員選挙が行われました。
歴史的な低投票率、自民圧勝、という、全体的には面白みのない選挙でしたが、立ち上がったばかりで、全く支持母体を持たない2つの政治団体が、議席を獲得し、政党要件を満たしたことで話題になっています。
ひとつは、山本太郎さんが立ち上げた「れいわ新選組」。
山本太郎さんは、もともと小沢一郎さんと共に自由党の議員でしたが、自由党が国民民主党と合流したことで小沢さんとは袖を分かち合い、新党を結成しました。
ALSや脳性麻痺で重度の障がいを持つ候補者を、優先的に当選できる枠に配置する事で、より当事者の立場で政治をすることを目指し、その2人が見事に当選しました。
山本太郎さんは落選しましたが、比例獲得票数は全候補者の中でトップとなり、日本で最も支持された人となりました。
他にも、公明党の山口代表の対抗馬に、創価学会員を立てるなど、誰もが予測し得ない擁立の仕方でも話題となりました。
参議院選挙で2議席を獲得した後も勢いは止まず、支持率は既に維新や共産党よりも上になっています。
まさに、れいわ旋風が吹き続けています。
政策も、生活困窮者や、障がい者などに寄り添ったものが中心で、安倍政権を倒す、そして日本を今後も存続させるための最後の希望的存在となっています。
一方で、もう1つが「NHKから国民を守る党」。
「NHKをぶっ壊す」がキャッチフレーズで、いかにも政権忖度報道に物申してくれそうな党名ですが、実際は極右の歴史修正主義者たちの集まりであり、こちらはとても応援できる政党ではありません。
大阪サミット
大阪にて、2019年G20サミットが開かれました。
その後の会食にて、安倍総理は「大阪城にエレベーターを設置したのは失敗だった」と、足の悪い人を差別する発言をして批判を浴びました。
2018年、話題になったニュースまとめ4、芸能、エンタメ
夢屋まさるブレイク
今年前半、お笑い芸人の夢屋まさるさんが、おもしろ荘出演をきっかけに大ブレイクしました。
きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿でいやほい」の歌に乗せて、「パンケーキ食べたい」を連呼する芸で一世を風靡しました。
ドラマ「3年A組 今から皆さんは人質です」が社会現象に
今年一月から三月のクールで放送された、菅田将暉さん主演のドラマ、「3年A組 今から皆さんは人質です」が社会現象となりました。
卒業直前に生徒を人質に取る、という衝撃的な掴みと、監禁される中で問題解決能力を身につけていく、というストーリーが多くの人に響き、社会現象となりました。
映画「新聞記者」が異例の大ヒット
韓国の俳優シムウンギョンさんと、松坂桃李さんのダブル主演の映画が、大ヒットし、8月22日現在も放映中です。
実際に日本で起こった、詩織さんレイプもみ消しや、森友加計学園問題を彷彿させる事案が取り扱われていて、フィクション映画でありながら、今の日本の闇がわかりやすく描かれています。
映画の公開期間は、ヒットしない限りは3週間前後ですが、現時点で2ヶ月近く放映されています。
政治をテーマにした映画としては異例のヒットであり、多くの人が今の日本社会に不安を抱えていることが明るみになりました。
2019年流行語大賞予想TOP10
上記の話題ニュースなどから、今年の流行語大賞TOP10を予想してみます。
1位 新元号改元
2位 闇営業
3位 れいわ旋風/山本太郎現象
4位 NHKをぶっ壊す!
5位 シブコフィーバー
6位 対韓輸出規制
7位 タピオカドリンク
8位 3年A組 今から皆さんは人質です
9位 パンケーキ食べたい
10位 新聞記者
個人的には、芸能界やスポーツ界などで流行した言葉とともに、現政権が抱える問題などについて考えることができるようなキーワードも受賞してほしいです。
発表が楽しみですね。