ジャーナリストの安田純平さんが、無事帰国するという、ホッとするニュースが入ってきました。
安田純平さんは、2015年に内戦中のシリアで行方不明になり、過激派組織に拘束されていたようです。
安田純平さん本人が、「私は韓国人ウマルだ。助けてほしい」という動画が配信され、その安否が心配されていましたが、昨日無事解放されたとの情報が入り、本日本人が解放されたことが確認できました。
安田純平さんの奥さんも「お騒がせしました」と、感謝の気持ちを述べていました。
感情を持った人間であれば、まず「無事で何より」と思うところですが、ネット右翼を中心に、安田純平さんに対する誹謗中傷が投げかけられるなど、心無い人たちが目立っているという嘆かわしい現状です。
安田純平さんの行動自体に賛否両論あるのは仕方ないですが、まず無事だったことを喜べないのは残念なことですね。
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安田純平さん帰国に関して
安田純平さんの帰国に関しては、yahoonews で以下のように報じられています。
内戦下のシリアで平成27年6月に武装勢力に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)が25日午後、トルコから帰国した。
引用 yahoo news https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000578-san-soci
安田純平さんは、3年前に拘束され、ずっと地獄のような状況に置かれていますたが、無事に解放されたことが確認され、家族も他の日本人もほっと胸をなでおろしました。
なにはともあれ、安田純平さんが長い間命の危険にさらされていて、そこから無事解放されたのは喜ばしいことですね。
本当に無事でよかったと思います。
スポンサーリンク安田純平さんに対する「自己責任」などのバッシング
「他の民主主義国では考えられない」と世界から白目をむかれているようです。
命の危険から解放された安田純平さんに対し、まず無事を喜ぶ前に、バッシングをする声がネット上を中心にありました。
「拘束されて虐待されていたというのは狂言だ。安田は武装勢力とつながりがある」
「安田は※韓国人なんだから助けなくてよい」
「政府から危険だから行くなと言われて行って捕まって助けてくださいなんて虫が良すぎる」
などなど、安田純平さんのシリア渡航は自己責任で、周りに多大な迷惑をかけたことをあげつらってバッシングする声があまりにも多くあり、まず無事を願えないものかと残念な気持ちになりました。
安田純平さんが、「韓国人だ」と言ったのは、武装勢力に「本名や本当の国籍は言うな」とくぎを刺されていたからだそうです。ここでも、「日本政府の言うことは聞かないで武装勢力の言うことは聞くのか」などとバッシングをしている人がいましたが、銃を突きつけた武装勢力に逆らえばその場で命を失います。
身を守るための当然の行動だったととらえてよいでしょう。
安田純平さんのジャーナリズム精神は尊敬に値する
安田純平さんのようなジャーナリストが、実際に危険な場所に行って、その現状を世界に配信することで、武装勢力がやっていることの残酷さ、愚かさや、平和の大切さについて私たちが考えることができます。
世界平和のために、そのジャーナリズム精神に命を懸けている方だと私は思います。
そういった安田純平さんの思いを知らずに、安全な場所でネット上でやれ自己責任だ反日だと罵倒することは、なんと愚かなことなのでしょうか!
同じ日本人として情けなく思います。
安田純平さんの行動に賛否はあっていいと思うけどまず無事を喜ぼう
上記で述べた安田純平さんのジャーナリズム精神論については、私の個人的な意見です。
この考えを押し付けるつもりはありません。
安田純平さんの行動自体に賛否両論の声が出るのは問題だとは思いません。
しかし、とにかく命の危険にあった同胞が助かったのです。
まずはその無事を喜びましょう。
彼の行動に意見するのは2の次、3の次だと思います。
安田純平さんが、今後もなるべく安全に取材の場で活躍されることを期待します。