2019年山梨県知事選挙は、自民党や公明党が推薦する新人の長崎幸太郎さんが、国民民主党や立憲民主党が推薦する現職の後藤斎さんを破って当選確実となりました。
山梨県知事選挙2019情勢予想!長崎幸太郎優勢か!争点や県の抱える問題とは?
上記記事であるように、当サイトでは自民公明党が推薦する長崎幸太郎さんの当選を予想していましたが、読みが当たったようです・
なお、当ページでは、速報性を優先しているため、1つのメディアが当選確実を打った時点で投稿しています。
当確はごくごくまれに覆ることがあり、その場合は当ページを削除いたします。
当ページでは、当選を確実にした長崎幸太郎さんの勝因と、接戦と言われながら及ばなかった後藤斎さんの敗因について考えてみたいと思います。
山梨県知事選挙2019長崎幸太郎さんの勝因は?
自民党や公明党の推薦する長崎幸太郎さんが当選した理由として、まず徹底した組織戦が功を奏したことが言えるでしょう。
上記記事で紹介しましたが、長崎幸太郎さんは、女性蔑視、学歴差別、職業差別的な発言をしたと批判がありましたが、その批判も組織力で覆うことに成功しています。
山梨県知事選挙は、国政与党が国政選挙以上に注力し、菅官房長官や、「客寄せパンダ」と言われる小泉進次郎議員を山梨入りさせるなど、徹底した選挙を繰り広げました。
また、「現知事のもとで山梨県が停滞している」と言い、得意の国とのパイプを生かした公約が、閉塞感を感じている一部の県民の心をとらえたこともあると思います。
山梨県は、自民党や公明党の支持者が多い地域でもあります。
前回の選挙では、後藤斎さんに自民公明も相乗りした選挙で、圧倒的な強さで当選しましたが、今年は自公政権が独自候補の擁立に成功し、またひとつ、政府にものをいう知事を減らすことに成功することとなりました。
スポンサーリンク山梨県知事選挙2019後藤斎さんの敗因は?

現職の後藤斎さんの敗因として、まず考えられるのが野党の分裂でしょう。
後藤斎さんは、立憲民主党や国民民主党の推薦を受けて「野党候補」とされ、接戦と報じられましたが、共産党は花田仁さんという独自候補を擁立しています。
花田さんは当選は厳しい状況ですが、それでも接戦と言われる中で野党支持者の一部の票が割れてしまうというのは痛手になります。
さらに、山梨県の人口減少などに歯止めがかからず、県民の中も後藤県政の下で閉塞感を感じていたのかもしれません。
後藤斎さんの政策は道半ばであったと思いますが。県民はその完成を待つのに限界が来てしまったことも考えられます。
あとは現職と違って後藤斎さんには「組織票」が弱いことも大きな敗因の1つとなったことでしょう。
今後はどうなる?
2019年の最初の大型選挙で、国政与党が推薦する候補が当選したことは、自民公明にとっては大きな弾みになるでしょう。
2月には愛知県知事選挙があり、沖縄県の辺野古新基地建設の県民投票があります。
また、4月には北海道知事選挙や福岡県知事選挙があり、夏の参議院議員選挙の前哨戦と言われています。
山梨県知事選挙で自公が勝利したことは、自民党公明党にとって良い流れになると思います。
特に北海道や福岡の選挙もこのままいけば自民党候補が有利になってくると思います。
ここで野党がどう切り返してくるかが注目すべき点ですね。