沖縄県知事選挙で国政野党系の玉城デニーさんが当選し、新沖縄県知事に就任してから最初の市町村選挙となった豊見城市長選挙ですが、沖縄県知事選挙に引き続きオール沖縄が推していた山川ひとしさんが当選確実となりました。
当記事は、1つのメディアで当確が打たれた時点で投稿していますので、投稿時点で開票はまだ続いています。
ごくまれに当確が覆ることもありますのでその場合は当記事は削除板います。
山川仁やや有利?豊見城市長選挙情勢予想(告示前)など 2018年10月
豊見城市長選挙情勢予想(終盤)!宜保ヤスタカと山川仁が接戦か?
当サイトでも、豊見城市長選挙の情勢について予想記事をアップしていました。告示前は県知事選の名残や、保守分裂の様相もあったため山川仁さんがやや有利と予想し、選挙戦終盤になって県知事選での玉城デニー票がだいぶ別の候補に流れているという情報があったため、予想を変更、互角の接戦年、さらに宜保ヤスタカさんの名前を先に出しましたが、結果としては告示前の予想に近いものにまりました。
目次
山川ひとしさん当確!勝因は?
基地問題も一争点にできた
全ての候補は、「経済」を第一の争点として選挙戦を戦っていましたが、その中で辺野古の移設問題も争点にできた点が、山川ひとしさんの最大の勝因となったのではないでしょうか。
先の沖縄県知事選挙では、「辺野古の基地問題」が最大の争点となり、豊見城市の投票数を見ても、玉城デニー票が圧倒体に多かったです。
普天間も辺野古も、豊見城市内の基地ではなく、市長に国の工事を許可したりしなかったりする権限はありません。
しかし、現職の宜保ハルキさんは、玉城知事が示した「県民投票」案に保留にするなどして批判を浴びました。
基地問題を沖縄や日本全体の問題と考え、豊見城市長選挙でも玉城デニー知事に協力できる山川ひとしさんが、他の候補よりも信頼を得られたと考えます。
翁長前知事弔いムード再び高まる
翁長雄志前知事の沖縄県民葬で菅官坊長官に抗議した一般参列者の思いは?
上記で示したように、翁長知事の県民葬が10月9日に行われました。
そのなかで、いままでさんざん沖縄の民意を無視し続けた菅官坊長官が、「県民に寄り添って・・・」などと安倍総理の追悼の言葉を読み上げたため、「嘘つき!」などと怒号が飛び交いました。
豊見城市長選挙最中に県民葬が行われたうえ、菅官坊長官の振る舞いが県民から怒りを買ったため、翁長前知事の「弔い選挙」の様相が再燃したような感じを受けました。
結果翁長前知事の後継者である玉城デニー知事が推していた候補の追い風となったのではないでしょうか。
SNSでの盛り上がりが投票数に影響
全国の多くの有権者が、豊見城市長選挙で山川ひとしさんを当選するため、ツイッターで応援ツイートを投稿しました。
ツイッターで、#豊見城市長選挙で検索すると、ほとんどが山川ひとしさんの応援、宜保ヤスタカさんに関する投稿はぽつぽつとある程度で、しかもその中には批判も一定数ありました。
宜保ハルキさんの応援ツイートは私が見た限りではありませんでした。
スポンサーリンク宜保ヤスタカさんの敗因は?

宜保ヤスタカさんの敗因としては、まず保守分裂になって票が2人の宜保さんに分かれたことでしょう。
さらに、県知事選挙で自民公明が失敗をした点(沖縄で評判の悪い菅官坊長官を何度も送り込んだり、大量の創価学会員を送り込んで反感を産んだ)、ネット右翼デマにたいする批判が、尾を引いたままであったことではないかと考えます。
さらに、政権与党は県知事選挙であれほど総力戦で戦ったのにぼろ負けをしてしまったショックから立ち直れておらず、その敗因分析や次につなげる作戦がまだできていなかったところも宜保ヤスタカさんには痛手となりました。
宜保ハルキさんの敗因は?
宜保ハルキさんの敗因は、保守が分裂し、さらに自民党からも推薦がもらえなかったところでしょう。
現職として知名度は抜群でしたが、やはりSNS投稿や資金の使いかたなどで批判を浴び、信頼を獲得できなかったところも敗因だと思います。
ツイッターを見ていても、山川仁さんと宜保ヤスタカさんを応援する声が圧倒的に多く、選挙戦の序盤からあまり元気がなかったかなというイメージです。
まとめ

お伝えした通り、豊見城市長選挙では、オール沖縄が推薦する山川仁さんが当選しました。
- 基地問題も1つの争点にできた
- 翁長前知事の県民葬で、弔いムードが再び高まった
- SNSでの応援ツイートが追い風となった
- 沖縄県知事選挙での国政与党の振る舞いへの批判が尾を引いていた
豊見城市長選挙では国政与党が勝利し、就任したばかりの玉城デニー知事はいいスタートを切ることができました。
今後も玉城デニー知事と協力し、豊見城や沖縄のさらなる発展に貢献していってほしいと思います。
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本日告示、21日投開票の那覇市長選挙も全国的に注目されると思いますので、当サイトでもいろいろと考察してみたいと思います。