選挙結果が開票前に何故当確となる?開票後得票率が何度も入れ替わるのは?

夏の参議院議員選前哨戦となる統一地方選挙後半戦が、4月21日に終わりました。

全国的に最も注目されていたのは沖縄3区補選と大阪12区補選です。

結果は沖縄の3区はオール沖縄の屋良ともひろさんか圧勝、大阪12区は維新の候補が当選しました。

大阪12区は、結局維新なので大阪自体が良くなることはありませんが、大注目の2つの選挙で国政与党の自民党が敗北したことは自民党にとっては大きな痛手となるでしょう。

この与党惨敗の結果が参院選に響いてくれれば少しは日本の未来にも期待できると思います。

ところで、この2つの選挙は、まだ開票率が0パーセントの午後8時ぴったりに、各メディアで当確が伝えられました。

なぜ開票も始まってない段階で結果がわかるのでしょうか?

また、沖縄3区に関しては、午後8時ぴったり屋良さんに当確が出ましたが、投開票が始まった途端、島尻さんの各票数が先に伸び始め、その後屋良さんが追いつきますが、ふたたび入れ替わるなど、一定の各票率のまま行かず、ジグザグになりながら開票が進んでいきました。

喜んでいた人権派の方々はヒヤヒヤしたかもしれません。

逆にネトウヨはまだ希望を捨てなかったかもしれません。

なぜこのような開票になるのかも考えてみたいと思います。

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なぜ開票前に当確が出るの?

なぜ開票も始まってないのにメディアは当確を打つことができるのでしょうか。

それは、メディアが選挙期間中から世論調査や街の雰囲気などを取材し、また期日前投票や、当日の投票で出口調査を行なっているからです。

これらの取材で、圧倒的に1人の候補が勝っていて、他の候補が覆すことか困難であるとメディアが判断すれば、8時で当確を出します。

その時点で当確を出せなくても、基本的に開票終了前にほぼ当確が出ます。

それは、開票作業場にもメディアが張り付いて、票集計の様子を取材しているからです。

集計のやり方は場所によっても異なりますが、まず候補者ごとに票を分けることが多いようです。

票分けの時点で明らかに1人の候補の票が多いと判断できればその時点で当確が打てます。

100票〜500票ごとに束に分けている集計所もあり、そうなればあきらかに束が多い候補があれば当確を出せます。各メディアは、いち早く当確を出せるように競い合っています。

この当確は、ごくごく稀に覆ることもあるようです。過去に20例ほど当確か報じられたあと取り消される事態もあったようです。

しかし、メディアも念入りな取材や今までの経験の積み重ねがありますので、当確取り消しは極めて稀なケースと言えます。


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開票後なぜ獲票率が一定で推移しないのか

沖縄3区補選の結果でいけば、8時に屋良さんに当確が出た後、9時頃に開票経過の配信が始まりました。

8時当確なので、最初からかなりの獲票率の差のまま推移していくのだろうと思われた方も多かったと思いますが、いきなり島尻さんの獲得票数が先に伸び始め、ギョッとされた方もいたかもしれません。

そのあと、屋良さんが追いついた、と思いきやまたひっくり返され、獲票率は、開票作業中盤頃まではジグザグに推移していきました。

8時に屋良さんの当確が出て喜んでいた人権派もヒヤヒヤしたかもしれません。逆にネトウヨたちは、これではまだ分からんだろうと思い、希望を捨てなかったかもしれません。

しかし、開票終盤になると屋良さんの票数が伸び、どんどんさが広がって結局メディアの事前の取材と同じ結果となり、ホッとした方も多いでしょう。

なぜこのように、開票作業前半を中心に、獲票率がジグザグに推移していくのでしょうか。

それは、開票作業のやり方によるものでしょう。

一市町村長選挙など、選挙の範囲が小さく、投票傾向に地域差がなく、さらに投票箱を開けた瞬間から、仕分けと同時に数え始めるやり方の場合、最初から同じような獲票率で最後まで推移するでしょう。

しかし、沖縄の場合、市町村によって投票傾向が異なるケースが多いです。

沖縄3区補選でも、人口の少ない町村を中心に、島尻さんの方が多く獲票した地域もあります。

また、人口の少ない保守的な地域が、早く開票作業が進む傾向があり、先に島尻さんの票が数に入り始めることになります。

これは玉城知事や翁長前知事が当選した時も見られた傾向です。

あとは、開票作業のやりかたによるものもあります。

沖縄では、まず票を候補者ごとに分けてから数え始めるケースが多いようてます。

分けている段階ではまだ獲票数は全候補0です。

そして、分け終わってから、候補者ごとに分担して数える作業に入っているケースが多いようです。

このやり方の場合、開票作業の前半の獲得票数差というのは、単なる開票作業者の集計の早さの差であり、選挙結果にはまったくかんけいがなくなります。

この場合、獲得票数の少ない方がほぼ数え終わったあたりで、多い方が頭を抜いて差をつけ始めます。

しかし、仕分け作業の段階もメディアは見ていますので、仕分けの時点であきらかな差があれば、どの候補が勝つのかは分かってしまい、当確を打つことができます。

まとめ

「選挙結果が開票前に何故当確となる?開票後得票率が何度も入れ替わるのは?」と題し、メディアの当確の出し方や、開票作業のやり方についてまとめてみました。

  • 沖縄3区補選では、開票作業前の午前8時ぴったりで当確が打たれた
  • 開票前に当確が打てるのは、メディアが選挙期間中から世論調査や街の雰囲気などを取材し、また期日前投票や、当日の投票で出口調査を行なっているから
  • さらに、8時で当確を打てなくても、開票作業を取材することで開票終了前に当確をら打つことも可能
  • 沖縄では、保守的な地域から先に開票が始まったり、票を候補者ごとに分けてから集計するケースが多いので、獲票率は一定ではなくジグザグに進む。

開票作業は、一般の人でも見学することができます。

日曜日深夜まで続くので、月曜日が、仕事の人は厳しいかもしれませんが、一度見学に行くのも面白いかもしれません。

ひょっとしたらメディアよりも早く、自分が当確が出せるかもしれませんね。

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