翁長雄志前知事の沖縄県民葬で菅官坊長官に抗議した一般参列者の思いは?

最後まで沖縄県の民意を背負って国家権力に対抗し続け、8月8日にすい臓がんのため急逝した沖縄県前知事の翁長雄志さんの沖縄県民総が10月9日に行われました。

県民葬には、9月30日の沖縄県知事選で勝利し、翁長雄志前知事の後継となった玉城デニー知事のほか、安倍首相の代行として菅義偉官房長官も出席しましたが、その菅官坊長官に「帰れ」と怒号が鳴り響き、騒然とする場面もありました。

葬儀という場面の中で帰れコールを出すのは非常識にも思えますが、それは今までの菅官坊長官が沖縄にしてきたことに対する県民の思いだったのかもしれません。

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翁長雄志前知事の県民葬で菅官坊長官に怒号

翁長雄志前知事の県民葬への菅官坊長官への怒号について、沖縄タイムスでは以下のように報じられています。

菅義氏は「翁長知事は文字通り命懸けで沖縄の発展に尽くされた」と功績に敬意を表した。さらに、翁長さんが沖縄に米軍基地が集中する状況を打破しようと力を注いだことに理解を示し「沖縄に大きな負担を担っていただいていることは到底是認できない。政府として基地負担軽減に向け、一つずつ成果を出す」と語った。

翁長さんが沖縄に米軍基地が集中することの不条理を全国に訴え続けた一方、沖縄の基地負担は軽減するどころか、沖縄が反対の民意を示しても名護市辺野古での新基地建設を強行しているというのが実感だ。

菅氏が追悼の辞を読み終える前から、会場の四方八方から「うそつき」といった声が相次いだ。

引用 沖縄タイムス https://www.msn.com/ja-jp/news/national/翁長前知事に最後の別れ-沖縄県民葬に内外から参列-菅長官に抗議の声も/ar-BBO8uJG?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2

以下が、翁長雄志知事の県民葬の様子です。

沖縄タイムスの公式ライブ映像のものです。47分辺りで菅義偉官坊長官が、安倍総理大臣の追悼の辞を述べ始めますが、その終盤、51分40秒当たりで「帰れ」「嘘つき」とちらほら聞こえ、追悼の辞が終わったあたりからはその声が大きくなり、会場が騒然としました。


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抗議の一般市民の思いは?

この動画にて、怒号をあびせた一般参列者に対して非難するようなコメントもありました。

葬儀の最中に理由はどうあれ怒号とか、正気の沙汰じゃない。というか日本人のメンタルではありえない。それともやっていいことと悪い事の区別がついてないお子様か?

沖縄って、成人式もそうだけど、式典というものをつつがなく執り行うことができない土地柄なのでしょうか?全部が全部、こんな人達じゃないですよね、まさか。

引用:沖縄タイムス公式動画

確かに一般的な葬儀で、怒号が鳴り響くというのは見たことがありませんし、あまり褒めら得たものではないかもしれませんが、怒号を浴びせた一般参列者は、亡くなられた翁長雄志さんを慕っていたことは間違いないです。

翁長雄志前知事が県民の民意を背負い、命がけで辺野古阻止を訴えていたにもかかわらず、国家権力側は無視しようとし続けてきた、そのことに対する怒りが、この葬儀でぶつけられたのではないでしょうか。

菅義偉官房長官の沖縄に対して何をしたか

翁長前知事の前任の仲井眞元知事は、普天間の移設先を「最低でも県外」と公約に掲げて知事選に当選したにもかかわらず、国家権力側の要請を県民の声を聴かずに受け入れてしまいます。

それが大きな原因になり、2014年の沖縄県知事選挙では、翁長雄志前知事に敗れて、翁長雄志さんが県知事に就任しました。

2014年は辺野古のある名護市長選挙でも移設反対の稲嶺さんが勝利、国政選挙でも沖縄の4つの選挙区すべてで辺野古移設反対派が勝利しました。

沖縄県民の大多数が辺野古移設に反対しているのは明らかで、翁長雄志前知事はその県民の民意を背負って国に訴えてきましたが、国は工事を「粛々と」勧めます。

県知事の職権で埋め立て承認を撤回しても、国は裁判を利用して承認撤回を覆させようとしています。

翁長前知事が亡くなった後の県知事選挙選挙でも、辺野古移設に反対する玉城デニーさんが当選し、県民の民意はさらに確実なものとなりました。

菅官坊長官は、自民党の推薦候補が敗れた当日は、県民の民意に向き合っていくと言いましたが、もう翌日には「辺野古が唯一の解決策」に変わりはないと言いました。

一向に基地反対の沖縄の民意に耳を傾けない権力者の一角が、すました顔で翁長前知事の葬儀に出席したわけですから、県民が怒号を浴びせたくなるのも無理はないのかもしれません。

まとめ

翁長雄志前知事の県民葬で、菅官坊長官に耐捨て怒号が鳴り響いたことについて、自分なりの見解を中立的な立場でまとめてみました。

  • 8月8に亡くなった翁長雄志前知事の沖縄県民葬が10月9日に行われた
  • 玉城デニー知事や、菅官坊長官らが県民葬に出席した
  • 菅官坊長官が、安倍総理の追悼の辞を読み終えるあたりで、「嘘つき!帰れ!」と怒号が響いた
  • 怒号の主は一般の沖縄県民で、政府が沖縄の民意に向き合わないことが怒号の原因と考えられる

戦後日本には、平和憲法が制定され、その精神もあって、戦によって犠牲になった人がいない状態が続いていますが、ひょっとしたら翁長前知事は戦後初の戦による犠牲者と言えるのかもしれません。

菅官坊長官や安倍総理大臣など、国家権力者たちが沖縄の民意に耳を傾けられるようになり、玉城デニー県政の元、美しい海と空、人のやさしさが魅力の沖縄県が未来永劫続いていくことを、翁長前知事も天国で祈っていることでしょう。

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