大村知事リコールが正当性ゼロのデマにまみれた活動である理由!署名した場合取り消し可能か?

高須クリニックの高須克弥さんらを筆頭に、愛知県大村知事のリコール活動が繰り広げられています。

私としては、大村知事のリコールに関しては断固反対致します。

理由は

大村知事の信者だから?

大村知事のやったことが間違っているわけなどないから?

いいえ、違います。

私が大村知事のリコールに反対するのは、このリコール活動が正当性ゼロのデマにまみれたものだからです。

当記事ではどう言ったところが正当性ゼロで、どんなデマが溢れているのか、また騙されて署名してしまったときの対処法などについて考えてみたいと思います。

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正当性ゼロ!憲法の精神を無視したリコール活動

大村知事のリコール活動に全く正当性がないのには、そのリコール活動の理由にあります。

2019年に開催された「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」に反日的で多くの人に不快を与えるよつな作品が複数展示され、その展示を知事が芸術と認めて公金を投じた

というのがリコール派のおおよその主張です。しかし、これを理由にリコールを行うことは、憲法の精神に著しく反します。

憲法21条には以下のように書かれています。

第二十一条

集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

引用 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC21%E6%9D%A1

憲法21条では表現の自由について規定されています。憲法は国の最高法規であり、大村知

事のような公権力者が守るべきルールです。大村知事はこの条文に従って行動した、つまり公権力者としてルールを遵守したにすぎないのです。

もし大村知事が「こんな作品の展示は認めん」といって公金支出を拒めば、それこそ憲法が禁止している検閲にあたります。

リコール派は、大村知事が憲法を遵守した事を理由に大村知事を引き摺り下ろそうとしているのです。

つまりそれは、公権力に対して「憲法を破れれ!我々の自由を弾圧しろ」と言っているようなものですから、馬鹿げているのは明らかですね。

長い歴史の中で、権力者が一般国民の自由を弾圧した例は沢山ありますが、一般人の自由を保護するべくルールを守った権力者に対して、一般人側が が「ルールを破らんかい!」といって立ち上がった例は私の知る限りありません。

そんな恥ずかしい歴史を愛知県から生み出そうとしているのがリコール派です。

わざわざ庶民側から「私たちは表現の自由は要りません」と意思表示するようなリコール活動に協力することは実に愚かであり、こんなリコール活動に、正当性は全くありません。


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デマにまみれたリコール活動

そしてこのリコール活動にで、数多くのデマが今もばらまかれています。

表現の不自由展に県が投じた金額を過大にしめ拡散する、

大村知事が反日的な作品を隠して公金を投じた、

大村知事はリコール隠しのために愛知県に緊急事態宣言を出した、

など多くのデマありますが、もっとも多く溢れているデマは、表現の不自由展に展示された作品の意図の曲解ではないでしょうか。

その一部を紹介します。

「天皇陛下を侮辱する作品が展示された」はデマ!

リコール派は、「あいちトリエンナーレにて天皇陛下の御真影をバーナで焼いて踏みつけるという陛下を侮辱する作品があった」と主張しています。

間違ってかわざとかは分かりませんが、「天皇陛下をバーナで燃やした」などというデマも飛び交っています((((;゚Д゚)))))))!

しかし、この作品の背景は、富山県立近代美術館事件を物語った動画作品です。

事件の概要を以下に引用します。

富山県立近代美術館の企画展「とやまの美術」(1986)に招待された美術家の大浦信行が、1982年から85年にかけて昭和天皇の図像を部分的に引用して制作した版画連作《遠近を抱えて》全14点が、同展終了後に県議会の教育警務常務委員会で議員によって「不快」と糾弾されたことをきっかけに、右翼団体による抗議活動を招き、これらを受けた同館が同作の非公開と売却を決定し、なおかつ同展の図録を焼却した事件。

引用 https://artscape.jp/artword/index.php/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E8%BF%91%E4%BB%A3%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E4%BA%8B%E4%BB%B6

この事件を動画作品で伝えることで、表現の自由について鑑賞者に問うたのが、問題にされている作品です。

その中で昭和天皇の絵が燃やされているシーンもあり、そこだけを切り取って連中は騒いでいますが、

この事件の概要は無視されています。

この作品を理由にリコール活動をするのであれば、せめて事件の概要を説明しなければ、虚偽の説明で署名を促したことになります。

「日本兵士や特攻隊を侮辱する作品が展示された」はデマ

リコールはが問題としている作品で、「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種 idiot JAPANICA 円墳」というものもあります。

リコール派は、この作品が「日本兵士や特攻隊を侮辱している」と主張します。

出典https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129037#tomb

この作品の概要を引用します。

全体的にうす黒く塗装された、高さ約1.5mのドーム状の作品だ。「特定秘密保護法」や「日本版NSC」に関する新聞記事の切り抜きや、手書きで「日本病気中」などと書かれた紙が全体に貼られており、ドームの頂上には日章旗が乗せられている。ドームのひび割れた部分から中をのぞくと、中には星条旗が敷かれていた。引用 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129037#tomb

さらに同作品についての作者インタビューは以下の通りです。

作品中の星条旗には、日本が敗戦から今日に至るまでまで、未だに米国から自立できていないという思いから、「日本人は死んだら米国人になる」という皮肉が込められているのだという。引用 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129037#tomb

作品の概要、特徴から、日本の対米従属を皮肉った作品だと読み取ることができます。

「日本兵士や特攻隊を間抜けな日本人と侮辱した」と連中は主張しますが、それは作品の一部だけを切り取って意図をねじ曲げた解釈であることが分かるかと思います。

そもそも連中は日本兵士や特攻隊を「お国のために戦った英雄、英霊」だと言いますが、

そういった発想は極めて危険で、そんな風潮が若者に広がり、特攻隊のような生き様に憧れを抱いて同じ悲劇が繰り返されたら、

連中はどう責任を取るつもりなのでしょうか!!

「反日の象徴である慰安婦像か展示された」はデマ!

さらに愛知トリエンナーレでは、俗に「従軍慰安婦像」とも言われる「平和の少女像」が展示されていることで、リコール派は「反日の象徴だ」「外国人の為に日本の税金を使うな」と主張しますがこれも大間違いです。

そもそも日本のメディアがこれを「従軍慰安婦像」などという呼び名で報道するから話がややこしくなっているのですが、

これは昔の日本軍の蛮行である従軍慰安婦だけで無く、戦争に多くの女性の人権が傷つけられた悲劇が二度と起きないよう、平和への願いを込めて作られた作品で、反日の象徴ではありません。

平和の少女像作者は韓国の方ですが、韓国軍がベトナム戦争時に女性の人権を傷つけた事に対する謝罪の念が込められた「ピエタ像」という作品も存在します。

平和の少女像は、韓国のために日本を批判する作品では無く、世界のために戦争や人権侵害を批判する作品なのです。

なりふり構わぬリコール活動

リコール派は、ひょっとしたらリコール活動の正当性の無さを分かっているのかもしれません。

でもとにかく自分たちの気に入らない作品に公金が投じられたことが嫌で、なんとしても大村知事を辞めさせたいと考えているのでしょうか。

リコールのやり方もなりふり構わぬものになっています。

なんでもかんでも「反対派の妨害だ」と根拠もなく主張

リコール活動中にいくつかトラブルに見舞われたようですが、なんの根拠もなく反対派や外国勢力による妨害だと根拠もなく主張している節が多く見られます。

2件例を挙げてみますと、

リコールのホームページが見られなくなった時は、彼らは「反対派や外国勢力によるサイバーテロだ」と主張しましたが、

実際はページそのものがスパム扱いされてしまった可能性が高いようです。

また、署名用紙が受任者に届かないとうトラブルがあったようですが、

郵便物の遅延に関しては、コロナ渦で遅れている、宛先が間違っている、など様々な原因が考えられ、「反対派の妨害だ」という根拠は全くなく、また反対派に郵便物を止めるような力はありません。

個人情報の取り扱いに関するルール決めが杜撰

リコール署名には、名前と住所を第三者に提供するわけですから、個人情報の取り扱いに関しては厳重に注意し、受任者にもきちんとルールを徹底させなければないません。

まずリコールの署名が規定に達すれば、署名をした、してないの間違いの有無や、無効票、有効票の判断について異議がある人が申し出ができるよう、縦覧が行われ、

住んでいる自治体の人は誰が署名したか見られるようになります。

このことに対する説明が不十分だったので、

そのことを女医の香山リカさんが親切に伝えたところ、

なぜか香山さんがリコール妨害で訴えられるというおかしな事態もありました。

受任者にも個人情報管理のルールが徹底されておらず、

得られた署名をいい加減な加工で、市町村名が丸わかりのままSNSで拡散する、

自分が署名してもらえた人の一覧を他の有権者に見せる、

署名している最中の人の写真を加工もせずにSNSで拡散するなどがありますが、

中でも驚いたのは

10年前に実施された別のリコール署名者の住所が未だに保管されていて、それを受任者募集に使った、という事例です。

これでは大村知事のリコール活動で得られた署名が、別に利用されてしまう可能性も否定できず、

長期保管されている間に間違ってか流失でもしてしまったらどうするつもりなのでしょうか。

このように個人情報の取り扱いルールが徹底されておらず、

安心して署名ができる状態とは決して言えません。

表現の不自由展展示作品の無断使用の可能性あり

リコール活動のチラシには、表現の不自由展に展示されていた

「遠近を抱えてpart2」「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種 idiot JAPANICA 円墳」の作品写真の一部が印刷されており、

「こんなひどい作品よ!」とPRしています。

そのチラシはSNSでも拡散されていますが、

作品の写真のSNS拡散は禁止であり、そのルールに違反している恐れがあります。

また、チラシ作成時に作品の作者に使用許可をとっていなければ、著作権法に接する恐れがあります。

リコールの正当性に自信があるなら社会のルールに従って活動してほしいものです。

署名してしまったら取り消し可能か

このように、このリコール活動に正当性が全く感じられません。

当記事は長文になってしまっていますが、これでもだいぶ端折っています。

もう少しお付き合いください^_^

署名してしまった方は、リコール派の一方的な説明に騙されていないか確認してください。

上記画像にてBに当てはまる方は虚偽の情報に騙されたり、必要な情報が十分に伝えられないまま署名された可能性があります。

署名を取り消したい場合、

受任者がまだ請求代表者に提出していない場合は受任者にも申し出てください。

請求代表者に提出されていれば請求代表者に署名取り消しを申し出てください。

署名が選管に提出される前に連絡するよう気をつけてください。

縦覧の際の異議申し立てでの取り消しは余程悪質でない限り難しいと思われます。

まとめ

「大村知事リコールが正当性ゼロのデマにまみれた活動である理由!署名した場合取り消し可能か?」と題して大村知事リコール活動についてまとめてみました。

  • 大村知事のリコール活動は憲法の精神を無視していて正当性はない
  • 作品の意図をねじ曲げたデマが溢れている
  • リコール活動は構わぬ手段が取られている
  • 選管に提出される前に受任者や請求代表者に申し出ることで署名を取り消せる可能性がある

未来ある子供たちに、芸術などの面で将来自由に表現できる世の中を残すためにも、

この大村知事のリコールが成立されるようなことは絶対にあってはならないと強く思います。

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