沖縄県のアメリカ軍・普天間基地の移設計画にともなう、名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票がいよいよ2月14日に告示され、2月24日に投開票が行われます。
沖縄県民投票は、はじめは
- 賛成
- 反対
の2択で県にて条例が可決されましたが、石垣、宮古、うるま、沖縄、宜野湾の5市で、右派系の市議や市長の横暴により一時は県民の3割あまりが投票できないという不平等な事態に陥りかけました。
しかし、玉城デニー知事や全国の人権派、勇敢な若者のハンスト活動などにより、協議の積み重ねの結果、「どちらでもない」の選択肢を加えた3択で全県の県民投票の実施が決まりました。
3択での投票は基地反対派にとっては不本意ではありましたが、投票できる県民とできない県民がいるという不平等な事態と比べるとマシかなという意見が多くなっています。
本ページでは、県民投票告示直後の情勢について様々な情報を総合して予想してみたいと思います。
沖縄県民投票情勢予想!反対多数か!
沖縄県民投票の情勢予想ですが、おそらく辺野古新基地計画に関して、反対の票が多数になると予想します。
自民党は県民投票について、静観する構えです。
支持者には投票に行かなくていい、と言っており、消極的で、賛成運動のようなものを行う気は無いようです。
玉城デニー知事は、最も多い回答が有権者の1/4を超えた場合、その民意は尊重されるべきとして、日米政府に結果を通達することを条例で定めています。
おそらく投票率は6割ほどで、そのうち2/3ほどが反対に投票すると予想します。
そうなると有権者の4割が反対、という結果になります。
過去の日本国内の住民投票で、「どちらでもない」などの中立的な選択肢が用意されたケースもありましたが、本当にどちらでもない人は投票に行かなかったり白紙投票や無効票を投じることが多いため、中立票はごく少数になっており、10%を超えた例は一例しか無いようです。
おそらく3択になった悪影響は少ないかと思いますか、私の予想に反して賛否が拮抗すると、どちらでも無い票が反対派、賛成派の双方に都合のいいように解釈されてしまう危険があります。
ここは、賛成派と反対派が協力して「どちらでもない」票の落選運動を行うべきかと考えています。
スポンサーリンク賛成派こそ県民投票に感謝せよ!
辺野古の賛成派とみられる人たちは、この沖縄県民投票実施自体に否定的で、あらゆる手段で妨害したり投票率を下げようと試みています。
しかし、それには違和感を感じざるを得ません。
辺野古賛成派こそ県民投票の実施を決めた玉城デニー知事に感謝すべきなのです。
沖縄県知事選挙では、圧倒的な「辺野古反対」の民意を受けて玉城デニーさんが当選しました。
他の市町村選挙では、賛成派の市長が当選したケースもありますが、それは辺野古を争点にしなかったためです。
他の46都道府県では賛成派の政党が選挙に勝っていますが、これも辺野古を争点とはしていません。
つまり、いままでらいちども「辺野古賛成」の民意が示された選挙は無いのです。
今回の県民投票は賛成派が歴史上初めて「辺野古賛成」の民意を示すチャンスなのです。
むしろ反対派にリスクがあります。
もし県民投票の結果賛成多数になれば、「辺野古反対が圧倒的な民意」として反対を貫いていた人たちの主張は崩れ落ちてしまいます。
それでもはっきりとした民意を示さないといけない、という反対派の人たちの心遣いに、賛成派の人たちは感謝して、投票に協力すべきでしょう。
もちろん
- 沖縄に基地がないと中国が攻めてくる
- 辺野古反対派のせいで普天間が固定化されている
- 辺野古ができれば必ず普天間が返還される
などといったデタラメを拡散することは許されませんが。
しかし、例えば軍人さん相手に客商売をされている県民の方の生活に寄り添うなどして、賛成の運動を行って、このチャンスを掴もうとすることが得策では無いかと思います。