翁長雄志知事の壮絶な最期を妻が語る!その遺志を玉城デニー氏は引き継げるか?

8月8日にすい臓がんのため亡くなられた沖縄県の翁長雄志知事。(こちら

その壮絶な最期を妻の翁長樹子さんが語ったことで再び話題になっています。

翁長知事は、2014年に「普天間基地の辺野古移設反対」を掲げて政権与党の現職仲井眞前知事を破って初当選、その後は県民の辺野古新基地建設反対の民意に寄り添って、一貫して国家権力と対立してきました。

ところが、ネット上における翁長雄志知事の家族に関するデマや、基地に反対して活動している市民に対するデマがネット上で拡散し、信じる人が出たことや、国が裁判という手法を用いれば県に勝ち目はなく、対立し続ける事によって閉塞感が生まれるという県民感情も芽生え始め、徐々に翁長雄志知事の求心力の低下もささやかれてきました。

今年5月にすい臓に腫瘍が見つかり手術、検査の結果がんであることが分かり、抗がん剤の治療を進めてきましたが、7月に再入院、肝臓に転移が見つかり、8月に帰らぬ人となられました。

亡くなる直前まで辺野古の基地ストップを命がけで叫び続けてきた翁長雄志知事の壮絶な最期。

その固い意志を引き継ぐ覚悟を決めたのが衆議院議員の玉城デニー氏。翁長雄志知事の後継者として、9月30日に行われる沖縄県知事選に出馬し、与党や維新の党が推す佐喜真淳氏と対決します。

スポンサーリンク

妻が語った翁長知事の壮絶な最期とは?

妻の翁長樹子さんが語った壮絶な翁長雄志知事の最期について、以下のように報じられています。

若い頃から政治一筋だったので、自分がいま何やるかが分かっていたのかもしれない。撤回の準備に入ったのも、自分の体調が本当に厳しくなってから。どうにか撤回まで持っていきたいと考えていた。

 ぎりぎりの状態で進め、結局、自分で撤回することなく亡くなってしまったけど。後は任せるということになり、本当に申し訳ないという気持ちだった。

 県民が諦めなければ辺野古の基地は造られないと思う。それは翁長も私も信じていた。県民が辺野古の基地はもうしょうがないということになれば、未来永劫(えいごう)沖縄に基地を置かれたままになる。それでいいのでしょうか。翁長は命をかけて、そこを問い続けた。もう一度踏ん張りたい。私にはそれしかできない。

 ウチナーンチュが一つになって、団結したとき、私たちが考えている以上の力強さがあると次男が県民大会で言ったでしょ。本当にその通りだと思うんです。一つになって立ち上がる。その強さを翁長は求めていたんだと思うんです。若い頃から。

引用 沖縄タイムズ 9月1日配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00307620-okinawat-oki&p=3

翁長雄志知事は、再選に意欲を見せながらも、自身が今期も全うできないかもしれないというのは薄々感じていたようです。

それでも「2018年選挙の出馬を断念」は、本当に亡くなる直前まで口外しませんでした。

実際、「翁長雄志知、知事選再出馬場断念」のニュースが出たのは、訃報の2時間ほど前だったように記憶しています。

「辺野古新基地建設を止めるには県民が一体とならなければならない」という強い思いがあり、そんなかで自身が弱さを見せるには基地中止に悪影響があると考えたからでしょう。

前に仲井眞前知事のように、「最低でも県外」を掲げて当選した挙句、途中で手のひらを反して国の言うことを聞いてしまった方が、翁長雄志知事は楽だったかもしれないし、もう少し長く生きられたかもしれません。

翁長雄志知事もの政治方針を支持する、しないはそれぞれの人の自由です。

しかし、体がボロボロになっても県民の遺志に寄り添い続ける、命がけで任務を全うしようとする姿勢は、間違いなく沖縄の歴史に偉大な名を刻み続けるのは間違いないかと思います。


スポンサーリンク

玉城デニー氏、翁長雄志知事の遺志を引き継げるか

翁長知事の後継として、辺野古新基地建設反対の立場で知事選に立候補するのは衆議院議員の玉城デニー氏。

9月30日に行われる沖縄県知事選挙の情勢が少しづつニュースになっています。

私は翁長知事が存命の間から、「オール沖縄候補の勝利は、難しい」と予想しています。(こちら

ただ、現段階で発表されている情勢ニュースは、「玉城デニー氏先行」というものがメインになっています。

ダブルスコアで玉城デニー氏リード、なんていう情報もあります。

本当に玉城デニー氏優位と考えていいのでしょうか。それは少し甘い感じがします。

前回知事選は公明党や維新は自主投票でしたが、今回は佐喜真候補を支援しています。

まだ、前回翁長知事を支援した「かりゆしグループ」は、今回自主投票になっています。

「弔い選挙」で玉城氏に追い風のように報じられることもありますが、「翁長知事の訃報を利用した」という批判もあり、玉城デニー氏には向かい風の方が強いというのが実際のところだと思います。

おそらく「玉城デニー氏先行」の情報は、佐喜真氏を応援する勢力が、玉城陣営を油断させ、また佐喜真陣営を奮い立たせるための作戦として出した情報と思われます。

佐喜真氏は、基地に関しては賛成とも反対とも言っていませんが、当選すれば100%国の方針に従います。

私は県外の人間なので辺野古の新基地建設に反対とも賛成とも言えません。

しかし、県民の多くが反対である状態で、基地建設が進められている、という現状には心を痛めずにはいれらません。

「あきらめなければ辺野古は止められる」

この翁長雄志知事の最期の思いを、玉城デニー氏がどれだけ県民に浸透させられるかが、玉城デニー氏の勝敗に大きくかかわってくることは間違いありません。

はたして玉城デニー氏は巻き返すことができるのか、注目していきたいです。

スポンサーリンク スポンサーリンク