2018年新潟県知事選挙情勢,花角氏リード、池田氏苦戦か。当落予想

米山新潟県知事の辞職に伴い、新潟県知事選挙が5月24日告示され、6月10日の日程で投開票の予定です。

安中聡氏(40)

花角英世氏(60):自民・公明の両党が支援

田千賀子氏(57立憲民主・国民民主・共産・自由・社民が推薦

上記3人が立候補し、選挙戦を繰り広げています。

JX通信により、序盤の世論調査が発表されました。

スポンサーリンク

花角氏と池田氏「横一線」の報道

新潟県知事選の序盤情勢は、自民・公明両党が支持する元副知事の花角英世氏と、事実上の野党統一候補である前県議の池田千賀子氏が横一線の争いとなっている。2人は告示前の1920日調査時点からごく小差の争いを続けており、大接戦だ。
(※引用 yahoo news 5月27日配信 https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20180527-00085698/)

このように、JX通信独自の世論調査では、花角氏、池田氏が「横一線」と報じられています。

「横一線」とは、一般的に差が5ポイント以内で、先に名前出た候補がリードしている、というとらえ方が一般的なようです。

つまり、JX通信の世論調査課からは、「花角氏が池田氏を2~3ポイントリードしている」と読み解くことができます。

実際この程度の差でしたらまだまだ結果の予測は難しいと読み解けます。


スポンサーリンク

実際は花角氏がかなりリード?

メディアの世論調査では接戦と報じられていますが、実際のところは花角氏がかなり優位に戦っているのではないかなと思います。

米山知事が野党系知事で、不祥事を起こしたところからのスタートなので、池田陣営はマイナスからのスタート。

その割にはスタートダッシュをうまくきめて、いい勝負にはなっていると思いますが、花角陣営に追いつき追い越すには至ってないでしょう。

わたしが花角氏優位と考える理由をいくつか挙げてみます。

自民、公明党支持者はあまりメディアを信頼していない

沖縄県の名護市長選がそうでした。

辺野古新基地建設が争点となった名護市長選挙では、基地反対派の野党系候補稲嶺さんと、実質推進派の与党系候補渡具知さんとの選挙戦でした。

事前の世論調査でも、投票日の出口調査でも、稲嶺さんリードとなっていましたが、結果は大差で渡具知さんの勝利。

おそらく自民、公明の支持者は、不信感のあるメディアの調査に無回答とした人が多かったと読み取れます。

実際名護市では無回答がかなり多かったようです。

新潟での調査でどれほど無回答があったのかはわかりませんが、今回の世論調査でも同じことが言えるかもしれません。

その状態で、花角氏わずかリードであれば、実際はそこそこリードしていると考えることができます。

安中氏の存在で反原発表分裂も

花角氏と池田氏の選挙戦、と報じられていますが、もう1名、安中氏も立候補しています。

情勢的に安中氏の当選は相当厳しいでしょうが、立候補したからには全力で支持拡大に走ると思います。

安中氏は反原発を掲げていますので、安中氏が支持を拡大すれば、その分池田氏の票が流れることが考えられます。

米山知事不祥事により、野党候補への不信感はぬぐえていない

このニュースで興味深いのは以下の部分。

性別では、男女ともにほぼ拮抗しているものの、男性からは池田氏、女性からは花角氏がそれぞれわずかに多い支持を得ている。

(※引用yahoo news 5月27日配信https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20180527-00085698/

全国的に、男性の方が自民党支持者が多い傾向があるはずですが、新潟県の世論調査では逆の結果になっています。

男性はモテない男の気持ちを理解しているので、米山知事を庇いたい気持ちも少しあるのでしょうが、女性から見ればかなり引いてしまう内容の不祥事です。

やはり米山知事の女性問題が後を引いていると考えられます。

従来女性支持者が重要な野党候補ですが、女性からの指示が離れているのはかなり痛手かもしれません。

無党派層では、今のところ池田氏に投票するとしている人が多くなっていますが、かの不祥事による政治への不信感から、選挙に行かなかったり、無効票を投じることも考えられます。

これらの理由から、実際には花角氏がかなり有利と予想します。

実際のポイント差は、一桁ではおさまらないのではないでしょうか。

花角陣営は「組織固め」と「国政の引き締め」を

現状、花角氏優位と見られますが、このまま花角氏が優位なまま当選するためには、まず自民公明の確実な組織固めでしょう。

確実に地元の支援企業などに対し支持を呼びかけ、期日前投票を促すことも重要だと思います。

自民公明は、なるべく政党色を出さない選挙作戦に出ていますが、それでも国政与党である以上、その国政の動向は知事選に影響するのは間違いないでしょう。

森友問題や加計問題、働き方改革の問題などで、有権者に納得がいくような国会運営をすることが必要です。

口を滑らせて誤解を与えるような問題発言をしてしまうと、形勢が不利になるかもしれないので、要人の発言にも注意が必要だと思います。

池田陣営は「原発の争点化」一方で「原発以外の政策の差別化」を

花角陣営は、原発の争点化を避ける作戦ですが、池田陣営の勝利のためには、「反原発」の争点を崩させないことがまず重要になってくると思います。

原発の再稼動の危険性は声高にアピールする必要があるでしょう。

一方で、原発の話だけにこだわりすぎると、基地だけにこだわりすぎた名護での失敗の二の舞になりかねません。

原発以外でも、子育て、福祉などの面でも女性ならではの視点で花角陣営との差別化を計る必要が出てくると思います。

花角陣営の、「政党色を出さない」作戦を打ち砕くために、池田陣営はわりと国政批判をこの選挙戦で繰り広げていますが、メインは「新潟県をどうするか」です、

新潟県政についての話をメインにし、国政批判は2~3割程度にしないと、特に無党派層の指示が離れてしまう危険があると思います。

前知事の不祥事による野党候補への不信感もぬぐわないといけません。

女性ならではの視点で、女性の活躍できる地域づくりを掲げ、女性を味方につけるのもいいかもしれません。

あとは池田氏に共産色を出しすぎないことも必要かと思います。

立憲民主党や国民民主党などの支持者の中には、自民党公明党に不満はあるけど共産党も嫌いな有権者が結構います。

また、いかにして反原発の保守層を取り込むかも重要になってくるので、色濃い共産党系の候補者というイメージがつけば、共産党支持者以外が離れていく危険もあります。

カギを握るのは投票率と小泉進次郎議員か

勝敗の命運を分けるのはまず投票率と言われています。

投票率が低ければ、組織戦で有利な花角陣営がかなり有利になります。

実際池田陣営は投票率が53%以上ないと勝ち目はゼロとも言われています。

おそらく無党派層の6~7割は、きちんと投票するなら池田氏に入れると予想されます。

いかに組織票以外の割合を増やすかが、野党陣営に求められます。

さすがに与党陣営も、投票率を下げるような言動はできません。

いかにして野党陣営が投票率アップを呼びかけられるかも結果を左右します。

あとは小泉進次郎氏の動向でしょうか。

小泉進次郎議員は、その美貌と、歯切れのよいの喋りで多大な人気があります。

かつての名護市長選挙では2度現地で与党候補の応援演説をし、勝利に貢献しました。

今回政党色を薄めるといっても、花角陣営は小泉進次郎議員を現地入りさせたいと考えるでしょう。

しかし、この選挙は、自民党候補が敗れれば、安倍総理の総裁選3選が厳しくなるといわれる選挙です。

小泉進次郎氏が、自身や石破氏が次期総裁にふさわしいと強く考えているのであれば、この新潟県知事選挙でどちらが勝ってほしいと思っているかは微妙なところです。

もし進次郎氏が、自身のお父さんである小泉純一郎氏と同じような態度をとれば、一気に情勢が変わることもあるかもしれません。

まだまだ選挙戦序盤なのでどうなるかははっきりしませんが、現況では花角氏が勝利する可能性が高いと予想します。

スポンサーリンク スポンサーリンク