M-1グランプリ審査員は一般人か大御所芸人のどちらがやるべき?その理由も

M-1グランプリの審査員を、一般人にすべきだ、と言う声が世間の一部であるようです。

M-1グランプリ2018は、霜降り明星が史上最年少、初の平成生まれコンビとして優勝を果たし、賞金の1000万円を手にしました。

一方で、とろサーモンの久保田かずのぶさんとスーパーマラドーナの武智正剛さんが、審査員である上沼恵美子さんに暴言を吐いたとして、SNSの炎上が続いています。

松本人志さんは、「上沼恵美子さんがどれだけ偉大な人か分かっていない」、と暴言を吐いた2人を非難していますが、リベラル系のネットニュースサイトLITERAは、「審査員へ不満を言うのは自由だが、とろサーモンの久保田かずのぶさんとスーパーマラドーナの武智正剛さんは、女性蔑視とも言える発言をした事が問題で、そういった差別発言は松本人志さん本人も行なっている」として、松本人志さんの意見を批判しています。

M-1グランプリの審査員の審査の仕方の不満自体は、優勝出来なかったコンビ全てが少なからず抱いていると思われます。

今年4位に終わった兄弟コンビのミキも、そりゃ不満はある、と言っていました。

視聴者にも、審査員への不満の意見はあるようです。

2017年はとろサーモン、2018年は霜降り明星が優勝しましたが、世間では和牛じゃ無いのか?と言う声が多かったです。

遡れば2010年に笑い飯が優勝した年も、世間ではスリムクラブだろうと言う声が多かったように思えます。

わたしも去年と今年は和牛だろうと思ったし、だいぶ遡って、フットボールアワーが優勝した2003年は絶対笑い飯だったと思っています。

実際2003年の笑い飯のネタは二本とも大好きで今でも半分くらい覚えています。

視聴者の声と、審査員の評価は必ずしも一致しない事が多いわけで、一般の人に審査させろ、と言う声が出るのは仕方がないのかもしれません。

果たして審査員は一般人にした方が良いのでしょうか。

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審査員は大御所であるべき理由

結論からして、私はM-1グランプリの審査員は一般人ではなく、お笑いの大御所の方たちであるべきと思います。

要は今と同じスタイルの継続がベスト、と言う事ですね。

たしかに視聴者の意見と審査員の意見が違うことも多いし、漫才という芸で一番大切にすべきは一般の漫才を見る人だということは揺るぎない真実です。

しかし、それでもなぜ大御所がやるべきか、それは一般人がやると間違いなく結果が偏るからです。

例の暴言騒動が起こった理由は、上沼恵美子さんが、審査の際、「好みじゃ無い、(敗者復活で)ミキに上がって欲しい、このネタは嫌い」と評したのが発端と思われます。

それに対して「好みで評価するなよ」という意見は、出場芸人だけでなく、視聴者にも沸いたかもしれません。

しかし、たとえ好みだとしても、審査員はそのコンビの好みではなく、ネタの好みで評価しています。

例えば、島田紳助さんも、松本人志さんも、2010年に優勝した笑い飯というコンビが大好きでしたが、その時のネタでひょうかしていたので、2009年まで優勝させませんでした。

本音を言うと笑い飯に取らせたかった、と思いつつ、最終決戦でパンクブーブーやブラックマヨネーズに投票したり、一本めで厳しい点数を付けたりした事もあったでしょう。

上沼恵美子さんも、好き嫌いといえど、その時のネタについて言っています。

そして、審査員の方々は、自分の好みのネタを作り続け、大御所まで這い上がってきた人たちですから、間違いなく審査員の好みのネタというのは完成度の高いネタであります。

もし審査員を一般人にすると、それぞれ、その時のネタではなく、コンビそのものの好みで評価する人が多くなるのは間違いありません。

そうなると、知名度の高いコンビ、ファンの多いコンビが有利になり、無名だったコンビが一夜にして大スターになる、M-1ドリームという言葉は生まれなかったでしょう。

今芸に好感度ランキングで上位にいるサンドウィッチマンも、ほぼ無名の状態で2007年M-1決勝に来て、優勝して今の地位がありますが、あの時審査員が一般人だったら、今も売れていないかもしれません。

知名度もファンもほとんどいない状態で、審査員から実力を評価されて大スターになった一例です。


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かつて一般人に審査させた2001年M-1決勝

M-1グランプリでも、かつて採点の一部を一般人が行なっていた大会があります。

それか第一回大会の2001年のM-1決勝戦です。

審査員7人かそれぞれ100点満点で評価するのと別に、札幌、大阪、福岡で一般人に1人一点、100人ずつに審査させ、300点の一般採点がありました。

合わせて1000点満点での評価でしたが、やはり一般人の採点が偏りました。

吉本所属でない芸人、東京を中心に活動している芸人が、大阪で活動する吉本の芸人と比べて著しく低い評価となり、順位に影響しました。

やはりネタではなく、コンビそのものの好みで評価した結果であろうと思われます。

その偏りから、2002年以降の一般人審査は廃止されています。

M-1グランプリの審査員は、かつての失敗から、一般人には審査させない方法を取っています。

ですので、視聴者と審査員の意見に隔たりがあろうとも、審査員としてベストなのは大御所のお笑い芸人の方々と結論づけられます。

まとめ

「M-1グランプリ審査員は一般人か大御所芸人のどちらがやるべき?その理由も」と題して、M-1グランプリ審査員は一般人か、大御所かどっちがいいのか、またそう考える理由もまとめてみました。

  • M-1グランプリの審査員を、一般人にすべきだ、と言う声が世間の一部である
  • 審査員の意見と視聴者の意見には隔たりがある
  • しかし、審査員は大御所であるべき
  • 一般人はコンビの好みで評価する傾向があるので、知名度が高い、ファンの多いコンビが有利となる
  • 審査員は、好みで採点することはあれど、ネタの完成度を見ている
  • 審査員の方が、本当に実力のあるコンビを勝たせる事が多い

例の騒動で、M-1グランプリそのものが廃止されるのか、なんて声もありますが、来年以降も続けて欲しいです。

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