芸能人がテレビやSNSで政治的な見解を述べることは、最近のわが国ではタブーと考える人が多いようで、あまり見られません。
特に最近は、テレビで現政権に批判的な話をしにくくなっている環境のようにも感じられますが、そんな中でも炎上や批判を覚悟のうえで、果敢に自身の意見を述べている芸能人の方もいます。
お笑い芸人のほっしゃんさん、ウーマン村本さん、ラサール石井さん、女医の香山リカさんなどは、たびたびツイッターで政治的な発言を配信されています。
そのたびに炎上や心無い批判にもさらされますが、きちんと見ている人は見ているようで、同調する意見も多く見られます。
そんななか、本記事で紹介するのが、麻木久仁子さんの、愛国心に関するツイートです。
麻木久仁子さんの愛国心に関するツイート
麻木久仁子さんは、以下のようにツイートしていました。
どれほどの負の歴史があっても、それも全て、この「国」の歩みです。受け止めることになんの不都合が。反省することになんの不都合が。深く思いをいたしたとして、どんな負があったとして、だから何事でしょうか。それでガタガタ揺らぐようで、なにが「愛国」なのか。
— 麻木久仁子 (@kunikoasagi) September 5, 2018
批判覚悟の勇気ある発言だと感じました。
学生の時に苦労して歴史を学んだ意味を考えさせられますね。
日本史だけでも旧石器時代から現代まで覚えることがもりだくさんで大変だったのを覚えています。
やはり歴史を学ぶ意味というのは過去の悪いことも受け入れて反省し、二度と繰り返さないことに意義があります。
特に2度の対戦では、日本も多大な被害を受け、与えたという事実、これから目を背けていては歴史を学ぶ意味がなくなってきますね。
かつての日本が、中国や朝鮮半島の人たちにひどいことをした史実については、「愛国者」を装う人には強いアレルギーがあるのか、全てを捏造だということにしたがる傾向があります。
しかし、本当にこの国を愛しているなら、過去の負の歴史も受け入れて反省して繰り返さないと誓うことは絶対必要になってくると思います。
「愛国心」を盾にすべて捏造だとしたり、正当化したりすることは、決して愛国ではなく、また過ちを繰り返させるだけの危険な動きだということを、一人一人が身にしみて感じないといけない時代になってきているのではないでしょうか。
スポンサーリンク過去にも「批判覚悟の」ツイート:「山本太郎さんを支持します!」
麻木久仁子さんには、以前にも話題になったツイートがありました。
山本太郎さんを支持する、というと「えーーーwww」と言われることが、ままあります。色々なお考えがあろうかと思いますが、騙されたと思って、山本太郎さんが国会でどんな質問をしているか、ググってみてください。一議席お任せするに足る仕事をしておられると、私は思っています。
— 麻木久仁子 (@kunikoasagi) May 15, 2018
山本太郎議員と言えば、牛歩や歯に衣着せぬ発言で与党批判を行っているため、与党支持者からの評判はかなり悪いです。
実際に与党を強く支持している作家の百田尚樹さんもこのツイートを強く批判しています。
しかし、山本太郎議員の考え方や、やり方を支持するかどうかは自由ですが、山本太郎議員自身、日本のことを良くしたいと思って行動していますので、それうぃ支持するだけで人格否定されるというのは、少し違う気がします。
芸能人から政治に関心を持つのは良いこと
とくに政権に批判的な人ほど、芸能人が政治発言をすることがやりにくくなっている気がします。
日本全体が、あまり政治に関心のないような状態を打破するためには、影響力のある有名人が、忖度することなく自身の意見を配信していってほしいですね。
なかには心無い批判をする人もいますが、みている人はちゃんと見ていると思います。