2018年夏の甲子園は、ベスト8をかけた戦いが始まっています。
8月17日の第4試合では、優勝候補筆頭、春の王者大阪桐蔭に、筏秀生君ら率いる富山の県立高校、高岡商が挑みます。
巷の予想では大阪桐蔭の勝利と思われていますが、富山の高岡商も勝つつもりで王者に挑んできます。
そんな富山の高岡商が超強豪の大阪桐蔭に勝利するためには、どのようなことがカギになってくるでしょうか。
第2試合概要
強豪大阪桐蔭は、1回戦は投手戦を制しましたが、2回戦では打撃戦を制しています。
6回の裏には2アウトから4安打で4点を取るなど、打線が爆発。選抜の根尾昴君は、粘りの投球で8回を4失点に抑えた上、自身もホームランなどで打撃にも貢献し、終盤で完全に試合の流れをつかみ、3回戦進出を決めました。
大阪桐蔭の根尾昴君については、こちらで詳しく紹介しています。
対する高岡商は、対する長野県代表の佐久長聖を相手に、前半は5-1でリードし、流れをつかんだかに見えましたが、6回表に佐久長聖の斎藤君の2点タイムリーなどで2点差に詰め寄られ、流が分からなくなります。
さらに9回の表、2アウトから2番の上田君がショートゴロを打ち、試合終了かと思いきやエラーで3塁ランナーが生還、1点差に詰め寄られましたが、その次の打者をなんとか三振に打ち取り、ヒヤヒヤしながら3回戦進出を決めています。
スポンサーリンク大阪桐蔭vs.高岡商、高岡商勝利には筏秀生君の復活を!
大阪桐蔭vs.高岡商の試合は、おそらく根尾昴君など、打、守ともにずば抜けた能力の選手が多い大阪桐蔭の方が優勢と予想されますが、そんな春の王者に対し、高岡商が勝利をつかむには、まず4番の筏秀生君の復活が必要になってくるかと思います。
筏秀生君は、長打力の優れたスラッガーとして期待されていますが、春季大会では打率は2割台と低迷し、本大会の1回戦でもヒットがありませんでした。
筏秀生君についてはこちらで詳しく紹介しています。
予選では打率.438と活躍していますが、大きな大会での4番としての重圧に押されてしまっている状態です。
そんな4番の筏秀生君の、本来の実力が発揮できれば、チームの雰囲気も変わり、大阪桐蔭を下すことも絶対不可能ではなくなってくると思います。
大阪桐蔭vs.高岡商、高岡商勝利には守備に注意か?
高岡商は、2回戦、勝利はしたものの課題が残りました。
9回の表、ショートゴロで試合終了かと思いきや、エラーで1点を返されるという場面がありました。
2回戦ではなんとか逃げ切り、勝利につながりましたが勝ち上がっていくごとに小さなミスは命取りになってきます。
相手が大阪桐蔭だと、そのまま大量失点につながりかねないので、大阪桐蔭に勝つには、守備のミスやエラーを極力減らしていけるかがカギになってきます。
高岡商が大阪桐蔭に勝利すれば、間違いなく高岡商は「優勝候補」の仲間入りになります。
是非巷の予想を裏切ってもらいたいですね。
大阪桐蔭vs.高岡商、試合実況

大阪桐蔭 3 - 1 高岡商(試合終了)
2回表(高岡商)
- 8番田嶋君、デッドボールで1点先制 0-1
3回裏(大阪桐蔭)
- 3番中川君のタイムリー2塁打で逆転 2-1
6回裏(大阪桐蔭)
- 7番山田君のタイムリー2塁打で1点,3-1
まとめ
残念ながら高岡商は強豪大阪桐蔭に勝つことはできませんでした。
ただ、1歩間違えば大量失点につながりかねない大阪桐蔭打線を、3点に抑えられた、投手の山田君のピッチングは見事でした。
まちがいなく富岡商は強豪の仲間入りですね。来年の春や夏に期待したいです。
注目の筏秀生君は、最初の打席でヒットを打ち、それが先制点につながりました。
2打席目以降ヒットが出なかったのがやはり2点目が取れなかった原因かもしれませんが、1本目のヒットは見事でしたし、好投エースのバッテリーとしての役割をしっかり果たしました。
大阪桐蔭、勝利はしましたが、少し打線に元気がなく、ヒヤヒヤの勝利でした。
守備でも大阪桐蔭らしからぬミスがいくつかありました。
さらにベスト4、準優勝、優勝を狙っていくためには修正が必要かもしれません。