2018年、夏の全国高校野球が例年になく盛り上がっています。
現在2回戦が行われており、ベスト16が出そろってきています。
そんななか、8月14日に注目すべき試合があります。
第4試合の、龍谷大平安vs.八戸学院光星の試合です。
2016年の春のセンバツ2回戦でこの2チームは対戦しており、その時は龍谷大平安が2-0で勝利しています。
1回戦で京都府代表の龍谷大平安は、松本渉君の先制ヒットなどで鳥取の城北を下し、青森県代表の八戸光星学院は、エースの福山優希君の力投などで西兵庫代表の明石商を下して2回戦に進出しています。
1回戦の概要

1回戦で、八戸光星は1回戦で、4番の東君の2塁打などで最大6点差の大量リードを奪いましたが、好投の福山優希君が5回に捕まり4失点、中継ぎも7回に捕まって同点とされます。しかし、延長10回に相手の失策で決勝点を挙げ、1点差で逃げ切っています。
くわしくはこちらで紹介しています。
京都の龍谷大平安高校は、1回の松本渉君の先制打や、4回の小寺君のヒットで2点をリードしますが、8回に好投の小寺君が2点を取られ、同点にされます。
その後9回の裏、安井君の安打でサヨナラ勝ちを決めて2回戦進出を決めています。
くわしくはこちらで紹介しています。
共通点は、ともに1点差で勝利したこと、序盤リードに、終盤で追いつかれた後に勝ち越したという点です。
一度追い上げられて流れが変わりかけても、その悪い流れを立て直すことができるチームと言えます。
対照的なのは龍谷大平安は3-2でどちらかというと投手戦、八戸学院光星は9-8で、点の取り合いという点です。
スポンサーリンクエース福山優希君と俊足打者松本渉君の対決に注目!龍谷大平安がやや優勢か

両チームがどの投手に先発させるのかは分かりませんが、ぜひ見てみたいのが、八戸光星学院の分厚い下半身のエースの福山優希君と、龍谷大平安の俊足バッター松本渉君の対決です。
福山優希君は、第1試合では中盤に若干捕まりますが、それ以外は1失点と好投しており、僅差ではありましたがチームの勝利に貢献しています。
松本渉君は50m5秒8の俊足バッターで、予選打率.750。1回戦では、初回に先制のタイムリーヒットを放ち、チーム勝利への試合の流れを作っています。
福山優希君に関してはこちら、松本渉君についてはこちらで詳しく紹介しています。
試合結果に関する感想などはまた紹介させていただきますが、京都の龍谷大平安が勝利する可能性がやや高いと考えています。
両チームともに、エースに力がありますが、福山優希君は中盤ですこし捕まってしまったところもあります。
龍谷大平安は、1回戦では大量得点はありませんでしたが、予選ではほとんど大量得点のコールド勝ちを決めていますので、打撃にも力があります。
松本渉君などが、本来の実力を発揮できれば、中盤~終盤で打ち崩せる可能性が高いのではないかと思います。
龍谷大平安vs.八戸学院光星の試合の流れに深く注目していきたいですね。
試合実況

龍谷大平安 14 - 1 八戸学院光星(試合終了)
試合開始
先発 八戸学院光星:福山優希君 龍谷大平安:小寺智也君
2回表(龍谷大平安)
- 7番佐野君、3塁ゴロの際に失策でランナー生還、1-0
- 8番小寺君、ヒットで1点追加 2-0
- 9番北村君、ショートゴロの際相手のエラーで1点、3-0
2回裏(八戸学院光星)
- 7番但井君ヒットで1点返す、3-1
3回表(龍谷大平安)
- 4番松田君、ヒットで1点、4-1
- 八戸学院光星、投手成田太一君に交代
- 6番田島君、ヒットで2点、6-1
7回表(龍谷大平安)
- 5番馬場君、ヒットで2点、8-1
8回表(龍谷大平安)
- 1番水谷君の2塁打で1点、9-1
- 2番安井君のヒットで1点,10-1
9回表(龍谷大平安)
- 8番小寺君の2塁打で2点、12-1
- 2番安井君のヒットで2点、14-1
まとめ
結果は14-1で龍谷大平安が14勝利しました。
解説の人も僅差の試合になる、と予想されていましたが、予想外の大差で龍谷大平安が勝利しました。
注目していた松本渉君と福山優希君の対決は、2打席で1安打でしたね。
福山君が序盤でノックアウトされちゃったのが残念でした。
第1試合ではちょっと眠りぎみだった龍谷大平安の打線が爆発し、本来の打撃力を見せつけてくれました。
3回戦では、東京の日大三とベスト8をかけて対決します。
松本渉君はこの試合ではヒットは複数打ち、その後の得点につなげたので良い活躍をしていました。
次の試合も私は3番の松本渉君に注目していこうと思います。