辺野古移設は抑止力になるのか?経済的に必要なのか?普天間返還につながるのか?

沖縄の米軍基地が、辺野古に移設されることで中国の海洋進出などに対する抑止力につながるのでしょうか。

辺野古に赤土土砂投入へ!自然環境への影響や沖縄県の民意は?

上記記事で示したように、12月14日に、沖縄の辺野古沿岸に土砂投入が開始され、本格的に埋め立てがスタートしました。

岩や防衛相は、辺野古移設は「国民のため」と豪語するなど、日本政府は抑止力を理由に、沖縄県民の意思に反して全力で移設を進める構えです。

沖縄県民は、知事選挙や国政選挙などで、度々辺野古移設反対の意思を示してきましたが、一向に受け入れられる気配はありません。

本項では、辺野古移設が本当に日本の抑止力になるのかや、経済のために基地は必要なのか、それが普天間基地の返還につながるのかについて、中立的な立場でまとめてみたいと思います。

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辺野古移設は抑止力になるのか

まず、普天間基地を無条件で撤去するのではなく、別に辺野古を差し出すことで、抑止力につながるのでしょうか。

抑止力とはおそらく、中国のことを念頭に置いて考えられているものと思いますが、辺野古移設によって日本の安全が保たれるかどうか考えてみたところ、一長一短と思います。

世界最大の軍事力をもつ米軍が沖縄に駐留していれば、仮に沖縄や日本を侵略したいと思う国があったとしても、沖縄に手を出すことはやりにくいでしょう。

一方で、日本侵略を企てる国があったとして、それがアメリカの軍事力をも恐れずに突進してくるタイプであれば、抑止力は、効きません。最終的にアメリカの軍事力が他の国に負けることはないでしょうが、決して有事になればアメリカは楽勝とはいきません。

多大な被害を被ることは確実であり、その時は軍事拠点である在日米軍基地も攻撃の的になり得ます。したがって、抑止力どころか、相手の出方によってはかえって危険になる事もあり得るのです。また、念頭に置いているのは中国でしょうが、安倍総理自身も中国と会談を行い、「中国の脅威」を否定していましたから、中国脅威論による辺野古移設の正当化には若干の矛盾を感じてしまいます。


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経済的に必要なのか?

沖縄の米軍基地賛成派の意見として、基地による経済効果の確保があります。

たしかに、沖縄の経済は基地の経済効果に依存している部分がありますが、その割合はどんどん少なくなっています。

また、「思いやり予算」として日本政府が米軍基地のために支払っている税金は、基地による経済効果をはるかに上回っています。

実際に基地がなくなると仕事がなくなる人もいますが、そこは削られた思いやり予算の中から、新たな就職支援や、就職先が決まるまでの経済援助をすることは十分に可能なはずです。

経済的な面を考えても、必ずしも米軍基地が必要と言い切ることができません。

辺野古移設で普天間は帰ってくるのか

辺野古移設が実現すれば辺普天間は帰ってくるのでしょうか。

これは一概には言えません。

辺野古移設が完了しても、アメリカ側はさらに有事の際の那覇空港滑走路の提供を求めています。

辺野古が完成したから普天間が帰ってくる、というのは言い切ることができず、普天間は継続、辺野古にもできる、という状況にもなりかねません。

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