いつまでも旅行をしたい。
定年後は日本一周したい!などの夢をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
やはり末永く旅を続けるには健康が欠かせないと思いますし、健康維持のためには生活習慣を心得るとともに、定期的に健康チェックをすることが大事です。
なので、ちょっと大腸内視鏡検査のお話をさせていただきます。
大腸内視鏡検査は、その名の通り大腸にカメラを入れて内部を見る検査です。
大腸がんなどの早期発見に役立ちます。
特にこれから検査を考えられている方は、痛くないのか?辛くないのか?という不安はどうしても付きまとうかと思います。
そういった方々に参考にしていただきたく、私が去年受けていた大腸内視鏡検査の体験記を紹介してみます。
私が大腸検査を受けたきっかけ
去年の10月にも、排便時に出血があったので、内視鏡検査を受けましたが、その時はS状結腸まで(肛門から30〜40cm入った所の直腸の後にある曲がりくねった部分)の簡易なものでした。
大腸がんの75%は肛門〜S状結腸の間にできるそうです。
その時のお医者さんは、「出血が赤い血ならここまでで異常なければ大丈夫でしょう。これより奥の出血では黒い血が出ます。」と言われ、異常なかったのでそれで終わりました。
ただ、その後もちょくちょく出血することもありました。
シャワーのように血が吹き出して便器が血だらけになる事も・・・
便秘や下痢にもなり易い感じだったので、念のために大腸全体を見てもらいたいなと思って、全大腸検査ができる別のクリニックにて昨日受けてきました。
大腸の奥まで管を入れる検査で、ネットなどを見ていると、痛くて悶絶した!という記事もあり、不安もありました。
スポンサーリンク検査3~2日前
個人的に食事制限は結構つらかったです。
3日前から、野菜やキノコ類、種のある果物といった消化の悪いものはNG。
仕事もあるので昼食はコンビニで買っていましたが、確実にOKなものを探すのに案外苦労し、遅刻しそうになりました。
蒸しパンや塩むすび(海苔は無し)を食べました。
夜は具も薬味もないうどんと、薬味や野菜の無い親子丼でした。
検査前日
一番辛かったのは前日の食事。
前日は、クリニックで購入した検査食。これが味気ない。
朝は鳥雑炊、昼はスープカレーと粥、夜は大根の鶏そぼろ煮と粥、というメニューですが、食べてみるとめちゃ味が薄くて、実質、少し匂いのあるお湯に少し具が入ってるような感じしかしなかったです。
カロリーは3食で720kcal!3食合わせてです!
立ち仕事なので、普段なら、1食だけでもその倍くらいは食べないと物足りないです
夕食は七時までに取り、その後下剤を一気に3錠飲み、もう検査終了まで絶食です。
水は飲んでもOKです。、というより、水はできるだけ多く飲むようにします。
検査当日
深夜2時ころに下剤が効き始め、5時頃まで数回トイレに駆け込むことになりました。
深夜にバタバタして嫁さんには申し訳なかったです。
6時頃には下剤の効果が切れて、便意は無くなります。
何も食べられないのが、少し辛いです。
朝9時30分にクリニックに行きました。
鎮静剤を打つので当日は自転車の運転禁止。嫁さんに車で送ってもらいます。
クリニックにて検査前処理
大腸検査は、大腸を空っぽにしないと行えません。
大腸を洗い流すために、午前中は、腸管洗浄液をひたすら飲みます。
腸管洗浄液は、ポカリスエットから砂糖をカットして塩を入れてさらに濃度を濃くしたような味。
不味いですが飲めないほど酷くはありません。
まず150ml飲んで、また10分後に150ml飲みます。その10分後には水を150ml飲む、これを1セットとして、昼前までかけてこれを4セット行います。トータルで洗浄液が1200ml,水が600mlです。
個人差はありますが、3セット目に入ったあたりで便意がきます。
一度便意が来ると、結構忙しくなります。
洗浄液を飲む→トイレの繰り返しになります。
最後に洗浄液を飲んだ後、トイレからナースコールをして看護師さんに便を見てもらいます。
嫁さんにも見せた事のない自分の便を、初対面の女性に見せるので若干恥ずかしいです。
「まだちょっと色が濃いですね」と言われ、
白い液体を飲むように言われました。その後水を一杯飲むと、一気に綺麗になりました。
この頃になると、ほぼ黄色い液体しか出ません。そうなれば検査可能な状態です。
その後は検査の順番が来るまで、10分おきにトイレに行く感じです。
前処理は、ハードに走り回る訳でもなく、でも、トイレに行く、洗浄液を飲むという作業で適度に忙しくて退屈する事もないのでそこまで辛いとは感じませんでした。
検査本番
検査の順番が呼ばれると、処置室でベットに横になり、点滴を打たれます。(点滴はそんなに痛くない)その後も点滴に赤い液体が混ぜられましたか、恐らくこれが鎮静剤なのかな?と思います
暫くすると、ベットごと検査室に運ばれました。
検査室で、脈を図る装置を取り付けられ、検査される先生の挨拶があり、横向きになって検査ができる体制になりました。
この後全く記憶がありません。
気がつくと、処置室に戻っていました。
検査された記憶がないので、「検査はまだですか?」と聞いたら、「もう終わりましたので暫く休んだら診察室で結果を説明します」と言われました。
悶絶するほど痛いという説もある大腸内視鏡検査。
思ったほど大した事ないとか、ほとんど痛くない、のレベルではなく、検査された事がわからないレベルです。
辛い、痛い、と噂された検査でしたが、この上なくあっけないものでした
何においても記憶を無くした事のない私が、緊張状態であるにも関わらず記憶をなくすので、やはり鎮静剤の力は凄いなと感じました。
結果説明
そして診察室に呼ばれます。
内視鏡で撮った写真を見ながら、「ここが盲腸で、云々‥」みたいな感じで説明してもらえます。
幸い、大腸には異常はありませんでした。
出血は痔によるもの、とのことで、とりあえず一安心です。
まあ、痔も治さないといけないものには変わりないので、これを機に食生活を見直そうと思います‥が、唐辛子系の辛いものが好きなんで果てし無く遠い道のりです。
まとめ
大腸検査は、事前の処理が結構辛いですが、検査自体は、鎮静剤を打って、かつ経験豊富な医者にしてもらえば大概は全く痛くありません。
個人的には、検査で損するのはお金と時間だけ。健康には変えられないので、受けた方が良いと考えます。
31歳で大腸ガンなんて、遺伝、肥満、喫煙、過度の飲酒が無いならほぼ無い話ですが、絶対0ではないので、確実なのはやはり検査。受けて良かったと思っています。
検査が終わった後、来来亭に行きました。
絶食を絶った後のラーメンはめっちゃ最高でした。
※空っぽの大腸に脂っこいものを入れると高確率でおなかを壊すのでこれは悪い例です(笑)