任期満了愛知県知事選挙が、2019年2月に実施されます。
2019年の愛知県知事選挙には、現職の大村秀章知さんが3選を目指して立候補を表明しています。
また、愛知県労働組合の榑松佐一議長も出馬を表明していて、今のところはこの2者の一騎打ちとなる公算が大きいです。
本項では、愛知県知事選挙2019の、最終盤での情勢予想や、選挙の争点、愛知県が抱える問題などについて考えてみたいと思います。
愛知県知事選挙(2019)の情勢予想は?(最終盤)
2019年2月に実施される愛知県知事選挙の情勢を予想してみたいと思います。
立候補しているのは現職の大村秀章知さんと、愛知県労働組合の榑松佐一さんの2人です。
選挙戦も終盤ですが、情勢はやはり現職の大村秀章知さんが圧倒的に優位とみられますが、榑松佐一さんも追い上げてきているイメージです。
大村秀章さんは、政権与党だけでなく、国民民主党や立憲民主党からも、推薦を受けていて、現職の強みがありかなり有利な条件です。
大村秀章知さんは、地域政党の日本一愛知の会の代表で、政治的立場は維新に近いと見られますが、愛知県では知名度、人気とも抜群です。
愛知県は旧民主党系の支持者が比較的多い地域なので、民主系の野党と共産党で候補者調整ができれば政権に痛手を与えられる可能性もあるのですが、今のところは立憲民主も国民民主もそのチャンスを活かすつもりは無いようです。
一方で共産党の推薦を受ける榑松佐一さんは、当選は難しいと思いますが、告示前の予想以上に善戦するかもしれません。
ツイッターでは大村秀章さんよりも榑松佐一さんを応援する声が圧倒的に大きく、選挙に関心のある人だけでみれば榑松佐一さんの方が人気があるかもしれません。
しかし、共産対非共産の選挙では、無関心な人も多く、投票率も低くて組織票が有利になると思われるので、榑松佐一さんの当選は厳しそうです。
スポンサーリンク愛知県知事選挙2019の争点や地域の抱える問題は?
2019年愛知県知事選挙の争点はどうなるのでしょうか。
愛知県は、トヨタ自動車などの大企業があり、全国的に見ても経済的には潤っているイメージです。
しかし、庶民の暮らしに目を向けてみたところ、財政破綻寸前の自治体とそう大差はありません。
一部の大金持ちは他県と比べても潤っていますが、経済的な格差が大きな問題となっていて、その解消も1つの争点となるでしょう。
あとはリニア新幹線の賛否も争点になります。リニアは名古屋と東京を40分ほどで結ぶ夢の高速鉄道として期待が高まっていますが、自然破壊や電磁波による健康への影響も心配されて、賛否が分かれています。愛知県として反対の民意が示されれば、リニア開業は難しくなるでしょう。
ジブリパークの建設も争点になっています。
長久手市にあるモリコロパークに県の税金を投入してジブリパークというテーマパークが作られる予定ですが、そんなのよりも福祉政策をしてほしいという声もあります。
待機児童問題も大きな争点になりそうです。
愛知県から当選した国会議員の山尾志桜里さんは、子供が保育園に入れなかった主婦の「保育園落ちた、日本●●」と題したブログを紹介して待機児童問題を訴えました。
愛知県でも300人余りの待機児童がおり、隠れ待機児童も含めると合計はその数倍にもなりそうです。
男女問わず子供を産んでも働ける環境作りが大きな争点となるでしょう。