俳優の大泉洋さんが,2018年冬に公開予定の映画の役作りのため、10キロ減量したことが報じられました。
大泉洋さんと言えば、コミカルな役柄からシリアスな役柄まで幅広く演じられる俳優さんです。
バラエティに出ている姿を見ていると、評論家の先生に「奥さんにおしりを舐めてもらえ」といわれて困惑するなど、コミカルなイメージは強いですが、ドラマや映画になると、幅広い演技に脱帽します。
今回演じる役柄は、鹿野靖明さんという実在した筋ジストロフィーの患者だそうです。
おそらく病気と闘いながら明るくい来る姿を演じられると思われます。
大泉洋さん、10キロ減量ニュース
ノンフィクション小説「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(渡辺一史著)に基づく本作で、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症した鹿野靖明さんにふんする大泉。クランクアップを迎えた大泉は、「もうねーホント、今は不思議な感覚です。鹿野ロスです。また鹿野さんに会いたいなーとむしょうに思うのです。自分が演じてた鹿野さんに」と役への深い思い入れをつづっている。
鹿野さんを演じるにあたり、「最大10キロまで、痩せました」という大泉。
引用:yahoo news 7月2日配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000019-flix-movi
「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」というノンフィクション映画の、筋ジストロフィー患者鹿野靖明さんを演じるため、病気で筋肉がやせ細っていく様を表現するために、大幅な原料をされたようです。
汚い話ですが、CGを使えばやせこけた姿に加工できるかと思いますが、それでも実際に痩せた姿で演じてリアリティを出したい、そうしないと感情が入らないという、大泉洋さんの演技へのストイックさが強く感じられるような気がします。
主人公、鹿野靖明さんとは?患った筋ジストロフィーとは?
鹿野靖明さんは、1959年に札幌で生まれ、難病の筋ジストロフィーと戦いながら生きられました。
筋ジストロフィーは、体中の筋肉がやせ細っていき、最終的には呼吸筋も侵されて命を落とす原因不明の難病です。
同じく筋肉が痩せ細る難病としては、アイスバケツチャレンジでその名が知れ渡った「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」が有名で、混同されがちですが、筋ジストロフィーは筋肉そのものの病気、ALSは筋肉をつかさどる神経が侵される病気なので発生機序が全く異なります。
筋ジストロフィーで一番多いタイプのものは、幼児期に行動の異常などから発見されるものが多いらしく、幼児の3500人に1人ほど見られるそうです、
鹿野靖明さんも、15歳で入院していたそうなので、そのタイプではと思われます。
20歳まで生存するのが難しいと言われている病気ですが、鹿野靖明さんは27歳で結婚され、その5年後に離婚されていますが、最終的に人工呼吸器をつけながら42歳まで生存されたので、比較的進行がゆっくりなタイプだったようですね。
今こういった病気の研究は急速に進んでいるので、個人的な見解ですが、今診断された子供に関しては決して絶望的とは言い切れないと思います。
まとめ
そんな難病とも戦いながら、周りの人たちと交流しながら明るく生きていく鹿野靖明さんの姿が、大泉洋さんの見事な演技で感動的に描かれていくものと思います。
原作のこんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたちは、難病と闘う主人公と、その周りの人たちとのかかわりを、あくまでも明るい文調で書かれています。
映画も、大泉洋さんの人柄を活かした、笑いあり、涙ありの良い映画になることと思います。
大泉洋さんの演技に、幅広く期待の声があがっています。